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2017-03-16 00:00:00.0

関西圏新築マンション購入価格4,094万円。調査開始以来最高/リクルート住まいカンパニー調査

 (株)リクルート住まいカンパニーは15日、「2016年関西圏新築マンション契約者動向調査」結果を発表した。16年1〜12月の関西圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)における新築分譲マンション購入契約者を対象に調査票を送付。1,355件を集計した。

 購入物件の所在地は「大阪市内エリア」が40%と最も多く、15年から9.3ポイント増加した。以下、「北摂エリア」(22.1%)、「神戸市以西エリア」(10.0%)と続いた。

 平均購入価格は4,094万円で前期より324万円上昇、2001年の調査開始以来最高額となった。
 最も多かったのは「3,500万〜4,000万円未満」(27.0%)で、以下「3,000万〜3,500万円未満」(20.7%)、「5,000万円以上」(16.8%)と続いた。また、エリア別にみると、すべてのエリアで上昇し、滋賀を除くエリアでは調査開始以来最高額に。特に京都エリアは4,375万円(同629万円上昇)と上昇幅が大きかった。

 契約世帯の世帯主年齢は「30〜34歳」が最も多く28.3%、以下「40歳代」が23.1%、「35〜39歳」が19.1%となった。平均年齢は39.5歳だった。
 契約者のライフステージでは、「子供あり世帯計」が約40%を占め、「夫婦のみ世帯」は30.8%、「シングル世帯計」は14.4%だった。

 購入理由としては、「子供や家族のため、家を持ちたいと思ったから」が38.8%と最も多く、「金利が低く買い時だと思ったから」が36.5%(10.8ポイント増)と増加幅が大きかった。
 
 具体的に検討した住宅の種別をみると、新築マンション以外では「中古マンション」が最も多く、46.1%を占めた。前回調査の時点から横ばいであるものの、03年から増加傾向にある。