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住宅をリフォーム・新築するまえに覚えておきたい「難読」な建築用語

公開日:2017-05-09 00:00:00.0
住宅をリフォームや新築するときに、建築業者のあいだで知らない言葉が行き交うことがあります。また、場合によっては、渡された資料などにも難読な漢字や、意味のわからない「建築用語」があるかもしれません。そこで今回は、リフォーム時などに覚えておきたい「難読」な建築用語を紹介します。

 
実際に使われている難読な建築用語
 
設計図などを見たときに、「三和土」「沓摺」「庇」「内法」「矩計」「蹴上げ」「踏面」「長押」「斫る」「金鏝」「琺瑯」など、なんとなく想像のつく文字から、通常の生活では見たこともないような文字までが並ぶことがあります。これらはいずれも建築用語です。いくつくらい読めますか? 
このような、建築業界ならではの専門用語を使われると、一般人からすれば何やら威圧されているような感じで、あまり気分は良くありません。そこで、住宅建築用語をある程度知っておけば、リフォーム業者との打ち合わせもスムーズに行くのではないでしょうか。
 

難読な建築用語とのその意味
 
それでは、先ほど紹介した建築用語の読み方と意味をご紹介しましょう。
 
・三和土【たたき】
土で仕上げた土間床のことを三和土といいます。これは、3種類の材料を混ぜているからで、元々は叩(たた)き土に、約倍の量の石灰を混ぜ、さらに水や苦汁(にがり)を加えて練った物を土間に塗っていました。日本にセメントが輸入されるまえから、伝統的に使われています。最近ではコンクリートで作ることもありますが、その場合でも三和土と呼んでいますし、玄関の床部分は総じて三和土と呼んだりします。
 
・沓摺【くつずり】
ドアなどの下にある、床の見切り材のことを沓摺といいます。本来は木製ですが、最近では防水性や耐久性、強度の面から、ステンレスなどの場合も多いです。
 
・庇【ひさし】
建物の出入り口や窓の上に取り付けられる小型の屋根で、日除けや雨除けの用途に使われます。
 
・内法【うちのり】
日本家屋などで、出入り口の下の面(敷居)から、出入り口の上の面(鴨居)までの長さを意味します。また、2本ある柱と柱のあいだなどの寸法(いわゆる有効寸法)も、内法といいます。
 
・矩計【かなばかり】
建物の主要部分について、おもに垂直方向に切った場合の詳細を描いた断面図。矩計図(かなばかりず)ともいいます。
 
・蹴上げ【けあげ】
階段1段の高さのこと。建築基準法では住宅の場合、23cm以下と決められています。
 
・踏面【ふみづら】
階段1段の上面の幅のこと。建築基準法では住宅の場合、15cm以上と決められています。
 
・長押【なげし】
複数の柱のあいだを水平方向へつなぐ、日本家屋の部材です。鴨居の上、あるいは壁に沿って取り付けられます。
 
・斫る【はつる】
建設現場で、コンクリート製の壁や土間などの表面をノミなどで削って整えたり、あるいは槌などで叩いて壊したりする行為をいいます。
 
・金鏝【かなごて】
左官職人が、壁面を整えるために使用する金属製の道具をいいます。金鏝で仕上げることで、壁の見た目を美しくするだけでなく、ひび割れを予防する効果もあります
 
・琺瑯【ほうろう】
ガラス質の釉薬(エナメル)、あるいはそれを焼き付けた金属材料のことを指します。なお、琺瑯でおおうことを瀬戸引きといいます。ガラスのもろさを金属で補い、金属のさびやすさや傷付きやすさをガラスで保護するという、両者の特長を併せ持った材料として、調理用具や食器、浴槽などで活用されています。また、カタカナで表記される場合が多いです。
 
いかがでしょうか。リフォームの打ち合わせ以外でも、豆知識や雑学として覚えておいてもいいかもしれませんね。


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