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物件の面積には含まれない「バルコニー」という不思議空間

公開日:2017-06-04 00:00:00.0

目次

同じ条件のマンションで、バルコニーがある物件とない物件があるとしたら、ある物件を選ぶ方が大半ではないでしょうか。洗濯物を外に干すことができますし、景色を楽しむこともできます。ちょっとした家庭菜園やガーデニングの趣味にも最適です。
ですが、マンションのバルコニーは、通路やエレベーターなどと同じ「共用部分」に該当します。本来、共用部分であれば、個人の持ち物を置きっぱなしにはできませんが、バルコニーは「各戸で専用使用できる共用部分」という特殊な存在なのです。
 
バルコニーは「自由に使える公共の場所」
 
「各戸で専用使用できる共用部分」と言いましたが、共用部分である以上、他の居住者の迷惑にならないような使用を心掛けなければなりません。特に、マンションによっては、危険防止や美観への配慮で、バルコニーで洗濯物を干すことが禁じられている場合があります。
また、通常は持ち主や借り主以外が立ち入ることはありませんが、メンテナンス工事などを行う場合には、「自分たちの部屋だから入るな」とは言えず、バルコニーへの立ち入りに協力しなければなりません。
さらに、火災などの緊急時には避難通路としても使われますから、近隣者が避難しにくくなるような大きな物を置いてはいけません。
 
バルコニーの面積は、物件の面積に含まれていないのでお得
 
奥行が2m以上なければ、バルコニーは共用部分扱いとなります。賃貸マンションのバルコニーは奥行1.5m前後で収められていることが多いため、ほとんどの場合、バルコニー部分の面積は、物件の面積には含まれていません。そのため、マンションを建てる際にバルコニーを用意しても、物件の面積に含められない以上、家賃に反映させることはできません。もちろん、共用部分として毎月の管理費を高めに設定する根拠にはなりますが、家賃に比較すれば微々たるものになります。
つまり、大家にとってバルコニーを作ることは、単純に考えて「損」だといえるでしょう。しかし、実際のマンションにはバルコニーが設置されている物件が多いです。これは、地元の市町村などがバルコニー設置を条例などで義務付けている場合もありますが、バルコニーのあるマンションのほうが、入居が決まりやすいという理由があるからです。
これらを考えれば、借り手からすれば「バルコニーがあるほうがお得」で、大家にとっては「金銭的には損失もあるがバルコニーがあるほうが借りられやすい」となります。
 
身近な存在のバルコニーですが、共用部分と聞くと見方が変わった方も多いのではないでしょうか。
なお、マンションの1階などに居住者が使える庭が設置されている場合もありますが、バルコニーと同じく「各戸で専用使用できる共用部分」なので同様の扱いとなります。

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