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マンションのリノベーションは業者？セルフ？メリット・デメリットを比較
公開日：2018-06-08 00:00:00.0
近年、中古マンションを購入してリノベーションする方が増加していると言われていますが、その中には業者に依頼せずに自分で作業する「セルフリノベーション」を行う方もいらっしゃるようです。
今回は、業者に依頼する場合とセルフリノベーションを行う場合のメリット・デメリットについてご紹介します。
セルフリノベーションのメリット
《費用が安価》
セルフリノベーションの最大のメリットは、費用を安く抑えられることです。ただし、セルフとはいえ高額な素材ばかりを使用すれば、当然高くついてしまいます。
《リノベーション作業そのものが楽しい》
もともとDIY（日曜大工）が好きでリノベーション作業を楽しめるなら、セルフリノベーションそのものがメリットになります。
《リノベーションの技術・知識が得られる》
自分で学びながら作業を進めるセルフリノベーションは、作業するごとに住宅建材の知識や作業のノウハウが身についていきます。
セルフリノベーションのデメリット
《想像以上に、体力・根気・時間が必要》
セルフリノベーションの経験者からは、「想像以上に大変で、途中で嫌になってしまった」という声も多く聞かれます。
また、作業内容によっては騒音や振動の問題が発生するため、夜間にできる作業は限られてきます。昼間にどれだけの時間をリノベーション作業に割くことができるのか、冷静に検討することが重要です。
《プロの仕上がりではない》
どうしても、セルフでは仕上がりがプロと比較して劣ります。初心者でも簡単に作業できる、ノリが付いた壁紙や床材などの商品も発売されていますが、失敗の可能性は考慮しておきましょう。
《リノベーション内容に限界がある》
電気、ガス、水道に関する工事を行う場合は資格が必要となるため、資格を持たない方は行うことができません。漏電、ガス漏れ、水漏れなどが起こると、マンション内の他の専有部分にも多大な迷惑を掛けてしまう恐れがあります。
その他にも、キッチンの取り換えや、壁を抜くような難易度の高い工事をセルフリノベーションで行うことは非常に困難です。
《建物の構造や管理規約の確認が大変》
リノベーションの内容が、建物の構造や配管に影響しないか、管理規約にも違反していないか、自分で全て確認するのは大変です。管理規約では、床材として使える素材などが規定されている場合があります。
リノベーション業者に頼むメリット
《難易度の高い工事ができる》
業者にリノベーションを依頼すれば、セルフリノベーションではできないような難易度の高い工事が可能です。
《プロの提案やアイデアを聞くことができる》
好みの壁紙などを選ぶ時、カタログで見る場合と、実際の仕上がりイメージが違うことはよくあります。プロの豊富な経験に基づいた提案やアイデアを活用すれば、センスの良いリノベーションを実現できる可能性は高くなります。
《保証やアフターサービスを行っている業者もある》
業者にもよりますが、工事の内容に不具合があった場合はアフターサービスを受けることができる場合があります。業者の保証制度に加えて、「リフォーム瑕疵保険」を利用するとさらに安心です。
《セルフリノベーションに比べて工期が短期間》
業者にリノベーションを依頼した場合、工期はセルフよりも短期間で済みます。リノベーションが終わるまで賃貸物件に住む場合や、住宅ローンが残っている場合には、家賃や住宅ローンを二重に負担する期間が短く済む点も嬉しいポイントです。
《リノベーション費用に住宅ローンが利用できる》
最近では、中古住宅購入費用とリノベーション費用を合わせて、一体型の住宅ローンを組める金融機関が増えています。このような住宅ローンは、物件購入前にリノベーション費用の見積もりを取得して総額で申し込む必要があるため、段取りよく進めることが大切です。
リノベーション業者に頼むデメリット
《セルフリノベーションに比べて費用が高額》
最大のデメリットは、やはり費用です。材料費に加え、業者の人件費、利益等が加算されるため、セルフリノベーションよりも高額になります。
《打ち合わせが煩雑》
中古物件の仲介を行う不動産会社と別に、リノベーション業者とも打ち合わせを行う必要があるため、複数の担当者とのやりとりが負担になるかもしれません。
おわりに
セルフリノベーションと業者に依頼する場合のそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。仕上がりよりも費用を抑えられる方法を優先するのか、難易度・完成度の高いリノベーションを希望するのか、ご自身の優先順位に合った選択をしましょう。
