structure 構造

21世紀の指針となるタワーのテクノロジーがあります。
安心して安全に、生涯住み続けることができるタワーであること。
この理想が追求され、〈エルザタワー32〉では基礎から構造、工法、さらには外壁タイル、塗装に至るまで
すべてに最先端の技術が駆使され、躯体の品質性能にこだわっています。

タワーを支える基礎

■総鉄筋コンクリート量約77,115トンのタワー
〈エルザタワー32〉の高さはホバリングスペース部分までで約112mになります。使用する鉄筋は地上部分約4,600トン、地下部分約650トン、杭約680トン。また、コンクリートは地上部分約48,300トン、地下部分約6,325トン、杭約16,560トンとなります。全体では、鉄筋約5,930トン、コンクリート71,185トンとなり、あわせると約77,115トン、普通自動車(約1,500kg)約51.410台に相当します。

■拡底アースドリル杭
建物総重量約58,000トンの〈エルザタワー32〉では、直径約2mの杭が48本打たれています。その杭は、地下約44mのN値50以上の支持層(砂れき)まで達しており、さらに杭先端は直径約3mにサイズアップした「拡底アースドリル杭」が採用されています。

■綿密な地盤調査を実施
タワー支持基盤は綿密なボーリング調査が行われ、N値50の「砂れき層」が確認されています。また通常の標準貫入試験だけでなく、孔内横方向載荷試験やPS検層と言った地盤の変形特性や物理的力学的性質を確認する等、超高層建物ならではの調査が行われています。綿密な調査に基づいて確認された頑丈な支持地盤の上に、頑丈な工法のタワーを建てることで、安全性が高められています。

プレキャスト工法

プレキャスト工法が採用された優れたクオリティ。プレキャスト工法とは、あらかじめ工場や敷地内で造られた主要部材(柱・梁・床)を組み立てていく工法で、〈エルザタワー32〉では広大な敷地を利用して部材が製作されました。鋼製型枠を使用することによって品質に優れた部材を造ることができるので精度の高い非常に優れた施工が可能となっています。さらに、木製型枠を使用してコンクリートを打設する従来の工法に比べて木材を使用する量が減り、地球環境に優しい工法です。

鹿島建設によるHiRC工法

HiRC工法による高強度コンクリート、高強度鉄筋、確立された耐震設計システムによって優れた耐電性・耐久性を備える〈エルザタワー32〉。高強度コンクリートは1cm²で約480kgの重さに耐え、使用している高強度鉄筋の中で最も太いものは、約6トンの力で引っ張っても引きちぎれない、太さ41mmの鉄筋が使用されています。

外壁

外壁には20年経っても光沢を90%以上保ち続ける「高耐候性フッ素樹脂塗料」、2~10階バルコニー手摺の外壁には光触媒を利用した「ハイドロテクトタイル」が採用されています。汚れが付きにくく、雨で汚れが流れ落ちる「セルフクリーニング効果」により、美しい外観を保ちます。

重量衝撃音に対する遮音性

音に対しては床スラブの質量が直接かかわっており、簡単に言うと床が厚ければ厚いほど遮音性能が高くなると言えます。また同じ厚さであっても、梁で囲まれたスラブの面積が小さい程、遮音性能は高くなります。〈エルザタワー32〉では、L値50を目安に設計されています。
※重量衝撃音:人が飛び跳ねた時などに生じる衝撃音(重くて柔らかい感じの音)。

床・衝撃音適応等級

厳しい基準をクリアした構造

〈エルザタワー32〉では(財)日本建築センターによる評定及び、建設大臣(当時)による認定を受けています。超高層建物は一般的な建物に比べて2~3カ月審査期間が余計にかかります。〈エルザタワー32〉は厳しい基準をクリアしたマンションです。

■防災評定
防災評定とは、防災計画の基本方針から火災の予防・感知・通報、初期消火、延焼の防止、避難計画、救助・消防活動、防災管理等を総合的に審査(評定)することを言い、〈エルザタワー32〉では(財)日本建築センター・建築防災計画評定委員会の評定を受けています。

■構造評定・大臣認定
〈エルザタワー32〉は、超高層建築物評定委員会による構造評定審査を受け、既往の地震波、現地の地震波(人工波)を用いた地震応答解析が行われ、震度7程度の地震に対し「人命の安全はもとより、建物の支持地盤、建物形状、構造形式等の各項について、構造耐力上支障がない。また、震度5~6弱程度の地震に対しては、ほぼ無被害である。」として評定及び建設大臣認定を受けています。

※評定委員会とは
(財)日本建築センターでは、評定を行うために25の評定委員会と9の関連する専門委員会が設けられています(1999年8月当時)。委員会は公的試験・研究機関及びその他の学識経験者によって構成されています。

SECURITY

SECOMコントロールセンター

ご入居者の安全・安心を守る、セコムマンションセキュリティシステム。センターでは通報が誤報か否かの確認後、必要であれば即座に隊員がかけつけたり、110番通報などの対処がされてます。火災などの災害や、急病などの緊急事態にも迅速な対応で万全の体制が整っています。

大京アステージログシステムセンター

共用施設内に設置された設備警報機が異常を感知すると、防災センターの設備異常発信機を通じて、管理会社である大京アステージのログシステムセンターへ通報され、専門スタッフが緊急対応に当たります。専有部分の非常事態、火災などの異常も通報されて24時間体制で対応しています。

火災監視サービス

火災による温度の急上昇をすばやく感知。ブザーと音声でご家族に知らせるとともに、コントロールセンターへ異常信号を送信。センターでは安全のプロに緊急対策を指示。確認の後、必要に応じて消防機関などに出動要請されます。

緊急連絡先にお知らせ

ご入居者の各世帯3カ所までの緊急連絡先と同居人の氏名などパーソナルデータを事前に登録。発生した異常がすばやくお知らせされます。かかりつけの主治医の連絡先も登録できますから、急に気分がすぐれなくなったときなどにも安心です。

鍵お預りサービス

あらゆる緊急事態に備えて、居住者の鍵をあらかじめお預りしておくサービスです。鍵は専用封印袋に収納、管理ボックスに保管されています。異常が発生した時に限り、パトロール隊が巡回キーで開錠、普段は管理会社の社員でも開けることはできません。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。
※これらの絵図は図面を基に起こされたものであり、実際とは多少異なります。