STRUCTURE 構造

超高層タワーマンションでは画期的な
制振テクノロジーを採用することで
安全、安心の暮らしが実現されています

連結制振
デュアル・フレーム・システム

「日本免震構造協会賞技術賞」を受賞した独自の制振技術「デュアル・フレーム・システム」が採用されています。長周期(住棟部となる主体架構)と短周期(フリーウォール)の2つの架構で建物を構成し、制振装置(ダンパー)で連結される構造のため、さまざまな地震にも有効に作用し、揺れが小さくなります。また、入力地震エネルギー(レベル2)に対する消費エネルギーは、制振装置(ダンパー)が60~70%、主体架構が約15%です。主体架構の消費エネルギーが小さいということは、柱や梁の損傷も小さいことを表しています。

法隆寺から着想した制振技術

世界最古の木造塔建築・法隆寺は、中心を貫く「心柱」と建物にあたる「伽藍」が分離した構造のため、千年以上もの間、地震や台風に耐えられたといわれています。「デュアル・フレーム・システム」は法隆寺に発想を得、建物の内側に、心柱となる強固な壁構造物(フリーウォール)を設計し、建物外側の住棟部と切り離したうえで、両者を制振装置(ダンパー)で連結する構造のため、内側と外側の揺れ方が異なる箇所で制振され、効率良く揺れのエネルギーが吸収される仕組みです。一般の制振構造に比べ、約3倍の効果が見込まれています。

風による揺れも低減

超高層タワーマンションで危惧される台風や春先の突風による揺れも、制振装置が効果的に低減します。一般の超高層タワーマンションが有する居住性能「H30(30%の人が揺れを感じる)」に対して、〈大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー〉では「H10(10%の人が揺れを感じる)」にまで抑えられています。

揺れが早く収束

多様な地震に対応できるだけではなく、揺れを早く収めることが出来るのも特長の一つです。一般的な超高層では揺れがなかなか止まらないケースがあるなか〈大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー〉では、地震動が終わったあと数秒で揺れが収束します。

開放的な居住空間

「連結制振デュアル・フレーム・システム」では、フリーウォールが住棟部に入る地震エネルギーを低減するため、住棟部の大きな柱や梁を減らすことができます。空間設計の自由度が大きく向上し、広々とした開放的な住空間を実現しています。

タワーパーキングの遮音性

タワーパーキングの周囲を鉄筋コンクリート造の壁で多い、住宅棟との間が中空になっている構造のため、タワーパーキングから住宅への騒音・振動も低減されています。

テクノロジーの粋を集めた永住設計

ナックル・パイル(節付き拡底杭)

制振性に優れた強固な建物も、杭や地盤による確かな支えは重要です。〈大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー〉では、場所打ち拡底杭(軸径2200Φ~2400Φ)を地盤面から約55mにあるN値60以上の洪積砂質土層に貫入し、超高層建物の重量を支持しています。また、特に大きい重量を支える必要がある箇所には、高い支持力を誇る先端技術「ナックル・パイル(節付き拡底杭)」が採用されています(一部除く)。

ホルムアルデヒド対策

シックハウス症候群の原因のひとつとされるホルムアルデヒドの発散を抑制するよう各部材は、JIS、JASまたは国土交通大臣認定によるノンホルマリン、低ホルマリンの建材や内装材が使用されています。フローリング・壁・天井の内装材や収納・建具にはホルムアルデヒド放散量が、最低基準に抑えられているF☆☆☆☆規格品が使用されています(一部除く)。
※F☆☆☆☆とは、日本工業規格(JIS)および日本農林規格(JAS)によるホルムアルデヒドの放散量のうち最高等級を示したものです。
※等級は2012年7月1日現在の表示基準に基づくものです。

号機フリーロケーション方式

タワーパーキングは、個別にパレットを割り当てない「棟内フリーロケーション方式」が採用され、パレット固定方式よりも入庫時の待ち時間が短くなっています。6基の内、3基を大型車用、3基を中型車用とする「号機フリーロケーション方式」のため、入庫時に最も早い号機に誘導され、スムーズに入庫できます。庫内にはターンテーブルが内蔵され、前進運転のみで入出庫が可能です。

プレキャスト工法

プレキャスト工法とは、工場で精巧に製造したコンクリート部材(プレキャストコンクリート)を建設現場に搬入して組み立てる工法です。季節や天候に左右されることなく、工場内の管理された環境で計画的にコンクリート養生を行えるため、高品質のコンクリート部材を安定して製造できます。
※一部、現場打ちコンクリートの部分があります。

高剛性の床

住戸内には、剛性の高いリブ付プレキャストコンクリート板による剛性スラブ工法が採用され、梁型の少ない住空間が実現されています。

二重床・二重天井

住戸内では、コンクリートスラブとフローリング間を二重床構造にし、さらに二重天井が採用されています。二重床・二重天井の空間内に設備配管が行われ、配管等のメンテナンス性も向上しています(一部除く)。

内断熱を施した外壁

バルコニーに面する外壁には、ALC(軽量気泡コンクリート)板が採用されています。さらに外壁の内側に現場発泡ウレタンフォームを吹付け、内断熱になっています(一部除く)。

乾式耐火遮音間仕切りの戸境壁

戸境壁は、中間に軽量鉄骨を入れることで補強度を高めています。グラスウールが充填された乾式耐火遮音間仕切が採用され、快適・安心の室内環境になっています。

溶接閉鎖型帯筋の柱・梁

主要な柱と梁の鉄筋は、継目が溶接された溶接閉鎖型のフープ筋・スタラップ筋が採用され、制振性能が高められています(一部除く)。

「住宅性能評価」を取得

住宅性能評価とは、国土交通大臣認定の第三者評価機関が新築住宅の性能を公平な立場で評価・表示したものです。〈大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー〉では、「設計住宅性能評価書」と「建設住宅性能評価書」の両方を取得しています。
※住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の定める「新築住宅」に該当しないため、登録住宅性能評価機関による評価内容の保証はありません。また、品確法に基づく瑕疵担保責任は負いません。
※「指定住宅紛争処理機関」の利用はできません。

対震仕様の玄関ドア

万一の地震の際などに玄関のドア枠が変形してもドアが開くよう、ドアとドア枠との間にすき間(クリアランス)を設け、スムーズに避難路を確保できるようになっています。

耐熱性に優れた複層ガラス

住戸の窓には通常の単板ガラスに比べて断熱性に優れた複層ガラスが採用されています。冬の寒さをやわらげて快適な室温を保つだけではなく、暖房効率も向上させるなど省エネにも有効です。

緊急地震速報
配信システム

マンション内に設置された、緊急地震速報インターフェース盤が気象庁からの情報を受信すると、マンションまでの推定震度・到達時間を瞬時に演算します。揺れが来る前に、各住戸のインターホンには画面表示と音声メッセージにて、各住戸の玄関子機から内部廊下(共用)へは音声メッセージで地震の到来が通知されます。
※緊急地震速報とは、地震の際に発生する小さな揺れ(P波)は早く伝わり、大きな揺れ(S波)は遅く伝わるため、その伝達速度の差を利用し、大きな揺れ(S波)の到着前に各住戸に速報を配信する仕組みです。
※配信サービス事業者はNTTコミュニケーションズです(予定)。

劣化対策等級
最高等級「3」

住宅性能表示制度の評価対象になる部分において水、セメント、骨材など、コンクリートの素材の配合比を最適化して強度を向上させています。鉄筋からコンクリート表面までの「かぶり厚」を適正に保つことで劣化を抑えられています。
※分譲当時の性能であり、現時点の性能を保証するものではありません。

省エネルギー対策等級
最高等級「4」

住戸に、断熱材や複層ガラスを使用して熱を逃げにくくするなど、冷暖房に使用するエネルギーを削減するための対策が実施され、高断熱が実現されています。
※分譲当時の性能であり、現時点の性能を保証するものではありません。

24時間有人管理で安心セキュリティ

棟内の管理防災センターに管理スタッフが24時間体制で常駐し、適材適所に管理スタッフが配置されているため、万一の場合でも迅速に、かつ的確に対応することができます。また、警備会社の遠隔監視システムが、365日・24時間体制で各住戸内の異常を集中監視しています。火災警報や防犯警報などの異常が発生した場合は、棟内の管理防災センターと警備会社のコントロールセンターへ自動通報され、状況判断後、関係機関へ緊急連絡されます。必要な場合はスタッフが現場へ急行するため、安心の日々が送れます。

4重セキュリティ

共用部のエントランスとエレベーターの扉にはオートロックシステムが採用され、専用キーを持たない部外者の侵入が防がれています。また、エレベーターは住まいの階と共用施設のある階にしか停止しない「着床制限」仕様です。各邸の専有部には玄関ダブルロックと防犯センサーを設置することで、計4段階の最後の関門になり、防犯性が高められています。

階層別エレベーター

エレベーターの待ち時間や混雑を解消するために、低層用と高層用のエレベーターを設置。低層用エレベーターは1、2、4~30階のフロアに停止し、高層用エレベーターは1、2、4、30~53階のフロアに停止するようになっています。2つのアプローチでエレベーターの利用もスムーズです。

ハンズフリー電気錠 Tebra

キーをカバンやポケットの中から取り出すことなく操作できる先進システムが、ハンズフリー電気錠「Tebra~テブラ~」です。キーが格納されており、ワンプッシュで出てくる構造。共用部エントランスはハンズフリーで解錠でき、専有部の玄関はボタンひとつで解錠・施錠が可能です。停電時や電池切れの時も玄関ドアの施解錠はできるため安心です。
※連動箇所により受信感知範囲が異なります。詳しくは係員までお尋ねください。

インターホン

カメラモニター付インターホンが採用されているため、エントランスと自宅の玄関先、の計二回、来訪者を確認できます。地震発生時には警報を発するほか、電子掲示板に落とし物等を知らせる、共用施設の予約確認や取り消しなどにも使えます。

防犯カメラ

共用部の要所にカメラを設け24時間録画しています。不審者の侵入や犯罪の発生を抑制し、暮らしの安心がしっかりキープされています。
※防犯カメラは記録を目的とするもので常時監視を行っているものではありません。
※防犯カメラの一部はレンタル品です。

防犯センサー

全住戸の玄関、および53階住戸の窓(FIX窓を除く)には防犯センサーが設置されています。緊急時にはブザーが鳴り、自動通報されます。

ダブルロック

玄関ドアの2ヵ所にキーが設置されているため、不正解錠されづらく、防犯性が高められています。

防犯サムターン

玄関ドア内側のサムターンを外部から回して侵入することを防ぐ、ボタン式サムターンが採用されています。

鎌式デッドボルト錠

玄関ドアには、バールなどによるこじ開けに強い抵抗力を発揮する鎌式デッドボルト錠が使用されています。
◇上記の内容・写真は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。
◇掲載の参考写真、参考イラスト、概念図については、実際のものとは多少異なります。
◇パンフレットに記載されている、構造、設備、仕様等の説明につきましては箇所により採用されていない場合があります。