都心8区の中古住宅
マーケットウオッチ
都心8区の中古住宅マーケットは
2023年第4四半期も活況に推移しています。
ここでは具体的な販売価格や成約件数、
成約単価の推移や物件ストック数と
成約比率の動向について
公表されているデータをもとに紐解いていきます。
-
都心8区の
㎡あたり
売買価格の推移 -
都心3区の
成約件数・
平均成約単価の推移 -
都心3区の
物件ストック数
と成約比率
都心8区の㎡あたり
売買単価の推移は?(図1)
■ (表1)対前年四半期㎡単価変動率(%)
■ (表2)直近2023年第4四半期平均販売価格、専有面積、築年数、データ数
(注)上記図1、表1、表2のデータは、アットホーム株式会社 加盟店向けサイト 不動産データプロより(販売価格は売出時の価格)抽出。図1のグラフは筆者作成。表1、表2にある赤文字は各項目での最大値、青文字は最小値を表します。
都心8区㎡単価(図1)を見ると、すべての区で2023年第4四半期は2023年第3四半期より上昇しており、特に港区(176.22万円/㎡)と千代田区(175.46万円/㎡)の2区における㎡単価は175万円を超える結果となりました。
対前年の同時期から1年間の変動率を示す「対前年四半期㎡単価変動率(表1)」でみても、2023年第4四半期では、都心8区ですべてプラスです。特に中央区が10.19%と都心8区の中では一番高く、2023年第3四半期の6.10%から約4%上昇しました。さらに新宿区が8.71%となっており、この2区が高い数値となっております。逆に品川区は1.72%、目黒区2.00%と低く、2023年第3四半期と同じ傾向が続いています。なお2023年(年間)における「変動率の1年間平均」でみると、高い順では千代田区(6.51%)、新宿区(6.35%)、中央区(6.32%)となっており、逆に低い順では目黒区(2.55%)、文京区(3.60%)、港区(3.64%)の順となっております。都心8区の「変動率の1年間平均」全体で見れば、各区とも3%~6.5%の間で推移していますので、2023年は上昇傾向が続いたといえるでしょう。一方で都心8区の平均販売価格(表2)を見ると、高い順では港区(9,883万円)、千代田区(8,559万円)、渋谷区(8,371万円)となりました。この3区は前回(マーケットウォッチVol.5)と同様、8,000万円を超える結果となりました。さらに平均専有面積(表2)を見ると、港区は56.08㎡と8区の中で一番広く、逆に千代田区が48.78㎡で一番狭い数値となっています。こちらも前回(マーケットウォッチVol.5)と同様の傾向でした。
また築年(年)平均は、古い順では目黒区32.52年、渋谷区31.04年と30年を超えているのに対し、新しい順では、中央区20.09年、港区25.65年と20~25年の築年数で、築年(年)平均の差は最大で10年以上の開きがあり、前回(マーケットウォッチVol.5)と同様の傾向でした。この差は前回の考察でも触れたように、都心の再開発などで築年数が浅い物件が多いと推測され、販売される中古マンションにも特徴が出てきているためと考えられます。
「都心3区
(中央区・港区・千代田区)の
成約件数-平均成約単価」
の推移は?(図2)
都心3区においては、これまでアップしたVo1.5までのマーケットウォッチと同様、今回も半年前の件数と成約単価の間に相関関係が見られました。件数が増えていくと、半年後には、成約単価も影響を受けて大きくなるという見方ができます。直近の2023年第4四半期は、成約件数、成約単価、ともに対前期比で上昇する結果となりました。
都心3区
(中央区・港区・千代田区)の
物件ストック数と
成約比率は?(図3)
都心3区のストック数と成約比率との関係は時間差(ラグ)なしで、負の相関関係があり、直近の2023年第4四半期は、2023年第3四半期と同様、ストック件数は対前期やや下落、成約比率はやや上昇しています。
まとめ
今回も都心における中古住宅のマーケットは、需要、供給共に好調で、引き続き上昇局面であることを確認しました。現在の販売価格が、高すぎるのかどうかいうことにつき議論があるところですが、日本不動産研究所の第21回「国際不動産価格賃料」(2023.10現在)※3によれば、マンション/高級住宅(ハイエンドクラス)の価格水準は、東京を100.0として、香港263.4、上海160.7、北京127.2、台北160.7、ソウル86.5、シンガポール137.3、ニューヨーク142.9、ロンドン205.4とまだ海外の主要都市に比べ安く、一方賃料水準は、東京を100.0として、香港203.1、上海84.5、北京76.8、台北71.6、ソウル57.2、シンガポール160.8、ニューヨーク267.5、ロンドン261.9と、海外、特にアジアの主要都市と比較して高い水準であると言え、投資効率は比較的高いと言えます。価格帯も含め優良物件とそうでない物件の見極めが、一層重要になってきた局面にあることも確認しました。おそらく、2024年の間に日銀のマイナス金利はゼロ金利になると推測されており、賃上げの動向も注目されるところです。
今後も信頼のできる不動産の専門家にアドバイスを受けつつ、しっかり不動産マーケットを見ていきましょう。
※3:出典「日本不動産研究所 第21 回国際不動産価格賃料指数(2023年10月現在)」
一般社団法人 日本不動産研究所 (https://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2023/11/9d91ff46c064237365f723d7f72a789f.pdf)
P9 3-3.マンション/高級住宅(ハイエンドクラス)の価格水準比較、3-4.マンション/高級住宅(ハイエンドクラス)の賃料水準比較
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※3 2013年3月期~2023年3月期、1棟トータルリノベーション事業「グランディーノ」シリーズの販売戸数を含みます。
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