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中古マンション購入時に忘れずに行いたい「鍵の交換」

公開日:2016-09-28 00:00:00.0
中古マンションを購入した際に、気になるのは防犯の問題です。
「前オーナーが合鍵を持っているかもしれない」「古いマンションの鍵なので、防犯性の高い鍵に取り替えたい」など、玄関の鍵交換についての悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。中古マンションは、賃貸と違って入居時に大家さんが鍵を替えてくれるわけではありません。したがって、鍵の交換は必ずすべきことなのです。ここでは、玄関ドアの鍵交換について紹介します。
 
住宅対象侵入窃盗の35.6%は「玄関からの侵入」

警視庁が発表した「平成27年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると、住宅対象侵入窃盗(「一戸建て住宅」「その他の住宅」「中高層住宅(4階建て以上)」を対象とする「空き巣」「忍び込み」「居空き」のこと)の場合、玄関からの侵入が35.6%であることがわかりました。また、中高層住宅の空き巣の35.5%が「施錠開け」での侵入であることから、空き巣対策には玄関の鍵の強化が重要だといえるのです。
 
ほとんどのマンションは「鍵の交換OK」

前述したように、防犯を意識するなら、玄関の鍵は重要な要素となります。しかし、一戸建てならともかく、マンションの場合、玄関ドアの表面(通路側)は、窓や壁と同様、マンション全体の共用部分にあたります。そこで、「共用部分にも関係のある鍵」を勝手に替えても良いか、悩まれる方も多いのではないでしょうか?
確かにマンションのドアや鍵、ドアノブなどは共用部分なのですが、その必要性から特例として、管理規約で「鍵交換可能」となっていることがほとんどなのです。ただし、禁止しているマンションがないとも限りませんので、必ず管理規約を見直し、交換が可能かどうか確かめてみましょう。
 
おすすめはピッキング&サムターン回し対策

玄関ドアの鍵を交換する際には、以下の対策が必要です。
玄関ドアからの侵入方法は、ドライバーの先が変形したようないくつもの道具を使って鍵をこじ開ける「ピッキング」と、玄関ドアの窓を割って手を入れたり、ドアの隙間から針金などを通したりなどしてサムターン(回転式の開錠金具)を回す「サムターン回し」の2つが中心となります。そこで、ピッキング対策が施された複雑な形状の鍵と防犯サムターンとに交換するのがおすすめです。
ピッキング対策としては、鍵の表面に大きさや深さが異なる多くのくぼみがついていて、それが合わなければ開錠できない「ディンプルキー」や、外筒と内筒とを貫く部品と複数の障害(タンブラー)が別々になり、防犯性が高まっている「ロータリーディスクタンブラーキー」などがあります。
また、サムターン回し対策には、つまみの上下にスイッチがついている「スイッチサムターン」をはじめ、つまみを押して回す「フリーサムターン」や、カバーキャップのついた「防犯サムターン」などがあります。
これらの防犯性の高い鍵とサムターンを併用することで、自宅の安全性を高めると良いでしょう。
 
鍵交換のタイミングはリフォームのあと

鍵交換のタイミングは、ほかのリフォームがすべて終わったあとがおすすめです。
マンションのリフォーム中は、複数の業者が出入りするため、鍵の管理がずさんな業者がいないとも限りません。そこで、リフォーム中は古い鍵を使い、リフォーム完了後に新しい鍵に交換すれば、誰かに合鍵を作られる心配はありません。
 
安心な暮らしを送るためにも、防犯対策はしっかり行いたいところです。
家族の安全にもつながりますので、中古マンション購入時は防犯性の高い鍵に交換することをおすすめします。


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