大京グループのマンション管理会社である（株）大京アステージは7月31日、マンション漏水対策の新メニュー「建物診断」および「大規模修繕工事」を策定した。

　住宅の品質確保の促進等に関する法律（以下、品確法）で定められている漏水保証期間後にも、居室内の漏水に対する原因補修対応等を行なうことで、永続的な保証を可能とするもの。対象は、大京グループによる新築分譲かつアステージによる管理受託物件で、「建設住宅性能評価書」が交付されている物件。

　「建物診断」による保証は、品確法に定められた「雨水の浸入を防止する部分（屋上や外壁）」に対する漏水保証期間（10年）後から、大規模修繕工事（12年周期）を実施するまでの2年間についても保証を付加するもの。

　「大規模修繕工事」による保証は、同工事完了後、従来5年間である外壁からの漏水保証期間を10年間に延長。また第3者による瑕疵保険の付保に加え、共用部検査を実施し、既存住宅性能表示制度における「共用部分検査・評価シート」（有効期間3年）を管理組合へ提供する。同評価シートを基に第3者評価機関の検査等を受けることにより、「既存住宅性能評価書付住宅」として売却も可能となる。