地価・市況
2012-08-01 00:00:00.0
中古マンション価格天気図、上昇・横ばい地域が増加。全国的に安定傾向/東京カンテイ調査
(株)東京カンテイは7月31日、2012年6月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を月ごとに集計、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。
6月は、「晴」が前月と同じ8地域、「雨」は13から10地域に減少。「小雨」は12から13に増加して最多となった。「曇」は6から10に増加し、「薄日」は8から6に減少した。
県別に見ると、「晴」を継続している地域は宮城、福島、茨城、栃木、広島など東北や北関東、山陽地方に限定されている。東京、大阪、愛知、石川、新潟など三大都市圏や北陸、九州では悪化傾向。一方で、四国と山陰地方は改善傾向だった。
前月から天候が改善した地域が6から10に増加。一方で、悪化した地域は19から7に減少し、また横ばい地域が22から30に増加していることから、下落一辺倒であった価格状況が安定化傾向へと変化していた。
天気図は、同社ホームページを参照。