（株）大京は9日、大阪ガス（株）が主催した「NEXT21 設計パートナー・コンペティション」で、同社が参加したチームの作品が最優秀作品賞を受賞したと発表した。

　「NEXT21 設計パートナー・コンペティション」は、大阪ガスが所有する実験集合住宅「NEXT21」（地上6階地下1階建て、総戸数18戸）内の404号室（81.85平方メートル）と501号室（91.98平方メートル）の2住戸を対象に行なわれた設計コンペ。同社は404住戸で受賞した。なお、同社は、同プロジェクトのパートナーとして企画設計に参画することとなる。

　同社は（株）岩村アトリエ（東京都目黒区、社長：岩村和夫氏）の協力を得て「4G HOUSE−4つの世代（Generations）、4人の女性（Girls）が暮らす住まい−」をコンセプトとした住まいを提案。“1つの世帯に1つの住まい”ではなく、少人数の世帯同士が集まり、互いにサポートしながら各々が自立する暮らす住まいを設計。
　祖母、母、私、娘の4つの世代を想定し、大きなダイニングテーブルを中心に据えた「みんなの部屋」の横に「祖母の部屋」と「私と娘の部屋」を配置したほか、独立した「母の部屋」にはトイレや浴室を近接させ、介護のしやすさ等にも配慮した。

　同プランは10月中旬までに基本設計、11月下旬までに実施設計を終え、13年1月初旬に着工する予定。