2013-09-18 00:00:00.0
分譲マンション賃料、首都圏全域で上昇/東京カンテイ調査
(株)東京カンテイは18日、2013年8月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。同社データベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の「月額募集賃料」を行政区単位に集計・算出し、平方メートル単位に換算したもの。
同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,549円(前月比0.6%増)と、再び上昇。13年以降は2,500万円台半ばいの水準で安定的に推移している。都県別では、東京都は2,989円(同0.1%増)、埼玉県は1,626円(同0.2%増)は小幅に上昇。神奈川県は平均築年数がやや若返ったことから2,038円(同1.1%増)と3ヵ月ぶりにプラスとなった。千葉県は千葉市を始め主要行政区が強含んだ影響で1,564円(同2.0%増)と引き続き上昇。同月は首都圏全域でのきなみ上昇しており、これは12年9月以来11ヵ月ぶりとなる。
都市圏別では、東京23区は3,096円(同変化なし)と高い水準を維持。横浜市は2,160円(同1.4%増)、千葉市1,507円(同2.0%増)の両市は、平均築年数が若返った影響で4ヵ月ぶりに上昇に転じた。一方、さいたま市は1,793円(同0.7%減)と引き続き下落し、年初以来維持してきた1,800円台を割り込んだものの、過去1年の同築年数と比較すると同水準となっており、現状を維持している状態。
近畿圏は、1,824円(同0.8%増)と3ヵ月連続で上昇。大阪府が1,907円(同0.7%増)と再び上昇し1,900円台を回復。兵庫県は1,685円(同0.4%減)と4ヵ月連続の下落となった。
中部圏は1,515円(同0.7%減)で、愛知県は1,540円(同0.6%減)。築浅事例の減少に伴い4ヵ月連続の下落となった。