地価・市況
2013-10-16 00:00:00.0
分譲マンション賃料、首都圏は安定推移/東京カンテイ調査
(株)東京カンテイは16日、2013年9月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。同社データベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の「月額募集賃料」を行政区単位に集計・算出し、平方メートル単位に換算したもの。
同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,545円(前月比0.2%減)と再びわずかに下落。13年に入ってからは2,500円台半ばの狭いレンジで安定推移を継続。都県別では、神奈川県2,037 円(同変動なし)を除き、東京は2,995円(同0.2%増)、埼玉県は1,632円(同0.4%増)、千葉県は1,575 円(同0.7%増)と揃って上昇。千葉県は都心寄りのエリアが牽引して3ヵ月連続のプラスとなった。
近畿圏は1,841円(同0.9%増)と4ヵ月連続で上昇。大阪市において、北区をはじめ、事例数が多く、かつ賃料水準も高いエリアでの賃料上昇が反映し、大阪府は1,951円(同2.3%増)と引き続きプラスとなった。兵庫県は神戸市をはじめ主要エリアで弱含みとなり、1,640円(同2.7%減)と5ヵ月連続で下落し、13年初頭の水準まで低下した。
中部圏は1,519円(同0.3%増)、愛知県では1,543円(同0.2%増)となり、ともに反転上昇。5月以来続いていた下落傾向に歯止めが掛かった。