行政・団体
2013-12-18 00:00:00.0
認知症高齢者グループホーム、防火・避難関係の是正済みは1,332件/国交省調査
国土交通省は17日、認知症高齢者グループホーム等の建築基準法違反(防火・避難関係規定)のフォローアップ調査の2013年9月30日時点の状況をとりまとめた。
09年3月の群馬県渋川市での老人ホーム火災、13年2月の長崎県長崎市の認知症高齢者グループホーム火災などを受け、全国の特定行政庁に調査を依頼していたもの。調査対象は認知症高齢者グループホームや未届けの有料老人ホーム、個室ビデオ店など。
認知症高齢者グループホーム(老人福祉法第5条の2第6項に規定する認知症対応型老人共同生活援助事業を行なう施設)の調査対象1万1,625件(13年3月22日調査比220件減)のうち、点検済みのものの件数は1万1,614件(同83件減)だった。
建築基準法例違反があったのは1,780件(同2件増)。そのうち是正指導中(未是正)は448件(同283件減)、一部是正済み106件(同5件増)。是正済みは1,332件(285件)となった。未是正のうち、是正計画の提出があったのは179件。
個室ビデオ店(カラオケボックス、漫画喫茶、インターネットカフェ、テレフォンクラブなど含む)は、調査対象8,299件(同183件減)のうち点検済みは8,138件(同173件減)となった。
建築基準法違反があったのは3,206件(同98件減)。そのうち是正指導中(未是正)は1,612件(同91件減)、一部是正済み180件(同7件増)。是正済み1,594件(同7件減)。未是正のうち、是正計画が提出されたのは233件。