2014-06-27 00:00:00.0
首都圏の新築戸建て成約価格、3ヵ月ぶりに全エリアで上昇/アットホーム調査
不動産情報サービスのアットホーム(株)の全国不動産情報ネットワークにおける2014年5月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格を発表した。対象は、登録物件が新築戸建て9,862件、中古マンション1,258件、成約物件は新築戸建て1,894件、中古マンション694件。
新築戸建ての平均登録価格は1戸当たり3,332万円(前年同月比2.2%上昇)で6ヵ月連続のプラス、前月比は0.1%上昇し3ヵ月連続のプラスに。成約価格も1戸当たり3,329万円(同2.3%上昇)し、5ヵ月連続のプラス、前月比も1.9%上昇で3ヵ月連続のプラスとなった。
エリア別にみると、東京23区では高額物件の多い城南・城西・城北エリアの一部で価格が大幅に上昇したこと等により、4,404万円(同0.7%上昇)と5ヵ月連続の上昇。また、埼玉県では2,774万円(同1.0%上昇)で15ヵ月連続、千葉県では2,559万円(同1.0%上昇)で13ヵ月連続の上昇となった。また東京都下は3,475万円(同3.8%上昇)で再び、神奈川県は3,485万円(同2.1%上昇)で3ヵ月ぶりに上昇に転じ、3ヵ月ぶりに全エリアで上昇した。
中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,162万円(同4.2%上昇)で5ヵ月連続のプラス、前月比は2.5%下落し3ヵ月連続のマイナスとなった。成約価格は1戸当たり2,339万円(同5.8%上昇)と5ヵ月連続のプラス、前月比も2ヵ月連続のプラスとなった。平均価格が2,300万円台となったのは08年9月以来5年8ヵ月ぶり。
これは、高額物件の多い東京23区の成約が堅調で、成約全体に占める割合が上昇したこと等によるもの。同区の成約価格は2,937万円(同1.6%上昇)と14ヵ月連続で上昇している。その他エリアは、東京都下が2,338万円(同16.1%上昇)、神奈川県が2,046万円(同4.8%上昇)、埼玉県が1,508万円(同1.6%上昇)、千葉県が1,621万円(同9.3%上昇)となった。