2014-09-24 00:00:00.0
首都圏の新築戸建の成約価格、再び下落/アットホーム調査
不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社のネットワークにおける2014年8月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。
対象は、登録物件が、新築戸建1万773件、中古マンション945件。成約件数が、新築戸建1,760件、中古マンション609件。
新築戸建ての平均登録価格は1戸当たり3,271万円(前年同月比0.5%上昇)と再びプラスになったが、前月比では0.7%下落し、2ヵ月連続でのマイナスとなった。
平均成約価格は1戸当たり3,268万円(同1.2%下落)。東京都下3,425万円(同1.8%下落)、千葉県2,573万円(同6.8%下落)と、成約が大幅に増加した両県の価格が下落したことによるもの。東京23区は引き続き5,000万円以上の物件の成約が堅調で、4,333万円(同1.2%上昇)と同2ヵ月連続で上昇。神奈川県も3,378万円(同3.2%上昇)、埼玉県2,762万円(同0.3%上昇)と、いずれも上昇した。
中古マンションの登録価格は1戸当たり2,236万円(同6.9%上昇)で8ヵ月連続でプラス、前月比は0.7%下落し2ヵ月連続のマイナスに。平均成約価格は、2,446万円(同11.6%上昇)で8ヵ月連続でのプラスとなった。成約の44.2%を占める東京23区と、26.6%を占める神奈川県が大幅に上昇したことが寄与したもの。東京23区の平均成約価格は3,071万円(同8.6%上昇)で、08年9月以来5年11ヵ月ぶりに3,000万円を超えた。東京都下は2,257万円(同14.0%上昇)、神奈川県は2,280万円(同17.7%上昇)、埼玉県は1,412万円(同7.3%下落)、千葉県は1,557万円(同3.5%下落)であった。