2015-11-11 00:00:00.0
首都圏の新築狭小一戸建て価格、前月比0.7%減の3,824万円/東京カンテイ調査
(株)東京カンテイは10日、2015年10月の主要都市圏・主要都市別の新築狭小一戸建て住宅平均価格動向をまとめた。調査対象は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内。木造で、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築狭小一戸建ての平均価格は、3,824万円(前月比0.7%下落)と下落。土地面積が100〜300平方メートルの新築一戸建て住宅の平均価格3,359万円より、依然として13.8%高額となっている。
都県別では、東京都が4,693万円(同3.3%下落)と反転下落。神奈川県は3,702万円(同1.4%上昇)、千葉県は3,266万円(同3.3%上昇)と上昇したが、埼玉県は3,079万円(同0.5%下落)と下落した。
近畿圏の平均価格は2,994万円(同2.9%上昇)と、3ヵ月ぶりに上昇に転じた。大阪府は2,917万円(同0.2%上昇)、兵庫県は3,185万円(同6.8%上昇)、京都府は3,172万円(同6.3%上昇)と、いずれも上昇。
中部圏は3,109万円(同8.2%下落)と大きく下落、愛知県は3,230万円(同5.9%下落)と3ヵ月ぶりに下落に転じた。
主要都市別では、東京23区が5,383万円(同3.8%下落)と反転下落。東京都下は3,842万円(同0.7%上昇)と、わずかながら上昇で推移した。横浜市は3,785万円(同2.0%上昇)と、4ヵ月ぶりの上昇。大阪市は3,376万円(同2.7%上昇)で、4ヵ月ぶりに上昇に転じた。京都市は3,423万円(同9.5%上昇)と連続上昇。名古屋市は3,419万円(同6.8%下落)と大きく反転下落したものの、依然として価格は高い水準を維持し、分譲戸数も増加傾向となっている。