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統計

2015-12-18 00:00:00.0

新築戸建て、登録・成約価格とも再び上昇/アットホーム

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は18日、同社のネットワークにおける11月の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て8,400件、中古マンション903件、成約件数が新築戸建て1,659件、中古マンション566件。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,438万円(前年同月比3.4%上昇)、成約価格は3,365万円(同1.1%上昇)で、いずれも先月の下落から一転し再びプラスに。成約価格好調の要因については、東京23区で5,000万円以上の物件成約が大幅に増加し、平均価格が4,596万円と4ヵ月ぶりの高水準になったこと、東京都下で4,000万円以上の物件の成約が堅調だったことなどを挙げている。
 千葉県は平均価格の高い市川市、船橋市の成約が堅調で前年同月比7ヵ月連続の上昇、神奈川県は5ヵ月連続での上昇に。一方埼玉県は、前年の大幅上昇(7.5%)上昇の反動で、8ヵ月ぶりに下落した。

 中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,613万円(同22.6%上昇)と9ヵ月連続のプラス。成約価格は2,147万円(同1.8%下落)で再びのマイナスに。成約の4割弱を占める東京23区で1,000万円台の物件割合が2年2ヵ月ぶりに30%を超えるなど、価格の高い都心・城南エリアを中心に低額物件の成約が増加したことなどが要因。
 なお、成約価格の平均が6ヵ月連続で登録価格の平均を下回っており、そのかい離率が拡大傾向にあるなど、需給のずれがより顕著になってきている。

 1平方メートル当たりの成約価格は38万5,200円(同3.0%上昇)と、12ヵ月連続の上昇に。