統計
2016-02-29 00:00:00.0
新築戸建ての成約価格3ヵ月連続のプラス/アットホーム調査
不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける1月の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万49件、中古マンション1,172件、成約件数が新築戸建て1,534件、中古マンション460件。
新築戸建ての登録価格は首都圏平均で1戸当たり3,409万円(前年同月比1.9%上昇)、成約価格は3,359万円(同2.3%上昇)となり、いずれも3ヵ月連続でプラスとなった。
エリア別では、東京23区が5,000万円以上の高額物件の成約が増加するなどして4,674万円(同7.8%上昇)となったほか、成約の3分の1を占める神奈川県が価格水準の高い横浜・川崎市の成約が堅調に推移するなどして、3,404万円(同1.3%上昇)となった。
一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,613万円(同12.8%上昇)と11ヵ月連続のプラス。成約価格は2,401万円(同1.0%上昇)となり、3ヵ月ぶりのプラスとなった。東京23区で4,000万円以上の物件の成約が堅調だったことや、神奈川県で横浜。川崎市エリアの成約が大幅増となったことや神奈川県下の平均価格が立地選好で上昇したことが要因。
なお、需給のずれは他エリアでも目立っており、成約価格の首都圏平均が8ヵ月連続で登録価格の平均を下回っている。1平方メートル当たりの成約価格は40万4,600円(同1.1%下落)と、2ヵ月連続の下落。