オリックス不動産投資法人（OJR）は15日、オフィスビル「外苑西通りビル」（東京都渋谷区）と商業施設「ブリゼ天神」（福岡市中央区）の信託受益権取得を決定した。いずれも、スポンサーであるオリックスグループからの取得。取得予定価格は「外苑西通りビル」が90億円、「ブリゼ天神」が45億5,000万円。

　今回の取得により、同投資法人のポートフォリオは108物件、取得価格ベースで約5,960億円となった。

　また、その原資として新規投資口発行および投資口売り出しを実施。募集による新規投資口数は、9万8,381口。オーバーアロットメント・第三者割当による新規投資口数はそれぞれ4,919口。調達資金（差引手取概算額）は174億2,550万円を上限とする。

　これらの実施に伴い、16年8月の運用状況予想を上方修正。修正後の営業収益は204億2,400万円（前回発表比0.6％増）、営業利益87億9,100万円（同1.9％増）、経常利益72億2,000万円（同2.6％増）、当期純利益72億100万円（同2.6％増）、1口当たり分配金は2,900円（同変動なし）とした。