地域情報
2017-02-09 00:00:00.0
東京都心5区のビル空室率、再び上昇/三鬼商事調査
三鬼商事(株)は9日、2017年1月時点における、全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区=千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.74%(前月比0.13ポイント上昇)。大型解約の動きは少なかったものの、大規模ビルを含む新規供給があったことがその要因。
新築ビルの空室率は21.45%(同6.13ポイント上昇)。大規模ビル3棟を含む7棟の新築ビルが竣工した。既存ビルの空室率は3.16%(同0.13ポイント低下)。
1坪当たりの平均賃料は1万8,582円(同42円増)。新築は2万8,479円(同575円増)、既存は1万8,306円(同13円減)。
大阪のビジネス地区の平均空室率は4.85%(同0.39ポイント低下)と7ヵ月連続で低下。地区外からの移転や拡張移転、建て替えに伴う大型成約の動きが見られた。さらに解約の影響も少なかったことから、空室面積が約8,600坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万1,062円(同11円増)。