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2025-07-10 00:00:00.0

管理適正評価制度、登録件数8,600件超え

 (一社)マンション管理業協会は10日、2022年4月に運用を開始した「マンション管理適正評価制度」の登録件数が、25年6月末時点で8,688件となったと発表した。25年4〜6月で438件増加した。
 同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断関係、生活関連)について、専門家が30項目を評価。星で6段階表示することで、マンションの管理状況を可視化する。
 評価別登録数を見ると、「★4」が3,635件でトップ。「★5」が2,729件、「★3」が1,941件、「★2」が379件、「★1」が3件。「★0」が1件。ワンストップサービスで申請して認定を取得したマンションは1,808件だった。
 都道府県別の登録数は、東京都が2,637件でトップ。続いて、神奈川県(1,168件)、大阪府(774件)、埼玉県(571件)と続いた。規模別では、49戸以下が52%、50〜99戸が32%と、100戸未満の物件が8割を超えている。最大戸数は1,433戸、最小戸数は5戸。
 竣工年別では、「1991〜2000年」が29.4%と最多。「01〜10年」が26.2%、「11〜20年」が18.4%と続いた。築年数が最も古いものは、築59年(1965年竣工)だった。
 総戸数が多ければ多いほど、「★5」の占める割合が高くなり、400戸以上の物件では76.9%だった。また、竣工年が新しいほど「★5」が多くなり、21年以降竣工の物件で55.5%となった。