毎日使うカレンダーや手帳。必需品なので、デザインや使いやすさにこだわる方も多い事でしょう。

旧暦での行事や、イベントが多い沖縄では、なんと地元の行事を盛り込んだ「県産手帳」が数多く出版されています。本屋さんでは、県産手帳の特設コーナーが作られるほど人気があります。

営業職の方は必ず持っていると言われるだけあり、県民ニーズが高いということですね。県産手帳の内容ですが、旧暦はもちろんプロ野球のキャンプ地一覧や那覇マラソンなどの沖縄独自のイベントも記載されています。また、沖縄の歴史年表や年齢早見表などがあったり、模合の記録帳ページがあるなど地元ならではのページも多くあります。また、手帳の表紙も紅型デザインを取入れたものや、カラフルなイラストのものなど沖縄らしいものもあります。
あなたもおひとついかがでしょう。

おせち料理というと三段の重箱、黒豆や数の子、栗きんとんに紅白かまぼこ等が入ったものを想像する方が多い事でしょう。さらに、お雑煮を食べてお屠蘇を頂くのが一般的なお正月スタイル。

しかし、沖縄ではいわゆる本土のようなおせち料理やお雑煮はありません。沖縄のおせち料理は、基本的にお盆の時に食べるような重箱にかまぼこや豚肉を詰めたもので、お正月だけというものではありません。さらに、お雑煮を食べる習慣はないので祝い事の際に頂く「中身汁」（豚の内臓を使ったお吸い物）や、「いなむどぅち」（甘い白みそ仕立ての具沢山なお汁）が沖縄の定番です。極めつけは、エビフライなどの揚げ物やお寿司などのおかずがひとつに詰め合わされたオードブルを用意する家庭も多数あるのです。

本土のお正月料理とはかなりイメージは違いますが、これが沖縄県民のお正月スタイルです。

お正月オードブルは、エリアによっても人気のおかずが異なるという特徴が！那覇エリアでは、全体的に華やかで本土風のものが好まれているようですが、中部エリアは天ぷらなどが多めで伝統的なお正月のおかずが人気だそうです。