横須賀市の地域情報
・概要
神奈川県の南東にある三浦半島中央部に位置する横須賀市は、東側では東京湾、西側では相模湾に面しています。三浦半島を囲む海は、暖流黒潮の影響を受け、夏は比較的に涼しく、冬は温かい、過ごしやすい気候の土地となっています。また横須賀市の周囲は、横浜市、三浦市、逗子市に面しており、県内では中核市として定められています。
桜や菜の花、コスモスなどの自然も多く、住み続けたい場所として注目を集めています。また市内には米軍基地があり、外国人の人口も多いのが特徴の一つです。
・由来や歴史
1853年久里浜海岸にマシュー・カルブレイス・ペリーが率いる「黒船」が来航したのをきっかけに開国が始まったと言われています。横須賀市は日本最大の軍港都市として、1907年2月15日の市制施行から発展を遂げてきました。1945年の終戦を機に軍港としての機能は失われましたが、その後1950年の「旧軍港市転換法」の施工により、平和産業港湾都市へと転換を遂げてきました。そして2001年4月に全国では28番目の中核市となり、独自の町づくりや、迅速な行政サービスを進めています。
・産業や名産品
横須賀市では農業や水産業も盛んに行われています。温暖な気象条件を活かし、キャベツや大根などの野菜づくりや、スイカやみかん、いちごなどの果物も生産しています。市内の観光農園では、季節によって芋掘りやいちご狩りなどを行うことができます。
水産業では、いわしの水揚げが盛んです。その他、海苔の養殖やたこつぼ漁業、栽培漁業も盛んに行われています。
横須賀市の交通アクセス
横須賀市内には、JR横須賀線、京浜急行本線や京浜急行久里浜線が通っています。JR横須賀線は主に東京から久里浜駅までを結び、横須賀市内では衣笠駅や横須賀駅、田浦駅を経由します。また、逗子駅や鎌倉駅、横浜駅や品川駅などの主要駅も経由します。京浜急行本線や京浜急行久里浜線では東京から、横浜駅や京急川崎駅、上大岡駅や金沢文庫駅、横須賀中央駅を経由し、浦賀駅や京急久里浜駅、三崎口駅までを繋いでいます。京浜急行では羽田空港へのアクセスも便利になっています。
このように横須賀市を通る電車は市内の移動だけではなく、近隣の横浜や東京へのアクセスも良好なため、市外や都内への通勤・通学を行う人も多くいます。
横須賀市の生活情報
横須賀市内には、スーパーやデパート、病院や飲食店などが充実しており、生活する上で便利な施設が揃っています。特に横須賀中央駅周辺は、文化や経済の中心として発展しています。市内には多くの商店街が点在しており、特に横須賀市本町にある商店街では日本とアメリカの両方の文化が感じられる独特の商店街となっています。レストランやお土産店、ファッションショップなども多く点在しています。
また横須賀市では医療施設や制度が充実しています。緊急の手術や入院に対応してくれる病院が市内には数カ所あり、さらに高度な治療が必要な場合の救命救急センターも設置されています。
横須賀市の観光スポット
横須賀市は自然が多い町として知られており、「三笠公園」や「ヴェルニー公園」、「観音崎公園」など観光地としての公園が点在しています。他にも地域住民に親しまれている公園が数多くあります。
・三笠公園
三笠公園は「日本の都市公園100選」にも選ばれた水と光と音をテーマにした公園です。音楽噴水池では、音楽に合わせた噴水を楽しむことができます。時期によっては夜も行っており、ライトアップされた噴水を楽しむことが可能です。他にもモニュメント広場や広大な芝生があり、中央広場には世界三大記念艦の一つである「三笠」があります。歴史と自然を感じられる公園として多くの人に親しまれています。
・ヴェルニー公園
京浜急行汐入駅やJR横須賀駅の近くにあるヴェルニー公園はフランスの庭園様式を取り入れた花々が美しい公園です。数多くのバラが植えられており、多種多様なバラを楽しむことができます。また、公園内には庭園や海を眺めながら過ごすことができるカフェが併設されており、ランチやディナーでフレンチを楽しむこともできます。他にも、ヴェルニー記念館や逸見波止場衛門跡、さくらの広場など、見どころが詰まった場所です。遊歩道「うみかぜの路」では、海の風景と潮の香りを感じながらウォーキングが楽しめます。
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