原宿駅周辺の地域情報
・概要
JR山手線原宿駅がある渋谷区は、東京都内の西南に位置しています。渋谷区は淀橋台地にあり、神田川と目黒川に挟まれています。山手線渋谷駅を中心にY字の谷地が入り込んでおり、これは渋谷川によってできた開析谷とその支谷です。隣接区には港・新宿・品川・目黒・世田谷・中野・杉並区があり、他区へのアクセスには便利です。渋谷区の中央には、公園と大きな緑地など、都心部でありながら自然を感じられる場所があります。
・由来や歴史
先史時代において渋谷区のある場所は、台地部分が海面から突き出していた程度で、その丘の上で人々は生活していたと考えられているようです。区内には古墳の跡も多く見られ、円墳や横穴墳が発見されています。
鎌倉幕府が成立すると鎌倉から東北・関東・中部地方に繋がる鎌倉街道が作られ、渋谷区にも道は通じていました。後に『かまくら道』と呼ばれるこの街道周辺から新しい文化は普及し、渋谷区は開発されていきます。
南北朝?室町時代にかけてさらに渋谷や原宿の開発が進み、下渋谷・原宿・千駄ヶ谷・幡ヶ谷の村落は発展を遂げ、徳川幕府の江戸時代には下渋谷・原宿は御府内に属していました。台地の丘部分には武家屋敷が立ち並び、町家は発展、低地には農家の点在する水田地帯が広がっていました。
慶応3年10月14日に大政奉還が成立、江戸幕府は終焉を迎えます。翌年の明治元年に東京府が開庁すると、近代行政へ受け継がれるまで度々改正が行われ、慌ただしい時期となります。昭和7年10月1日、隣接した5郡と82市町村を合併し、東京市として編入されたことに伴い、渋谷町・千駄ヶ谷町・代々幡町の合併で渋谷区が誕生しました。
原宿駅の地域情報
原宿駅周辺は、飲食店はもちろん高級ブランドから古着店、個人経営のブティックまで多くの店舗がひしめき合っており、ショッピングには事欠きません。若者が多く賑わいを見せる原宿・表参道地区に近い反面、公園や大きな緑地、神社が点在するという二面性を持っています。
原宿駅の交通アクセス
原宿駅からは、内回りでは渋谷・品川方面、外回りでは新宿・池袋方面へと向かうことができます。また、表参道口改札を出て直進すると東京メトロ明治神宮前駅があり、千代田線・副都心線に乗り換えが可能です。千代田線からは代々木上原方面と大手町・北千住・綾瀬方面、副都心線からは渋谷方面と池袋・平和台・和光市方面の電車が走行しています。表参道口には都心バスのバス停があり、タクシー乗り場は表参道口と竹下口を出てすぐの場所に設けられています。
原宿駅の生活情報
原宿駅周辺は”流行の発信地”とも称されるだけあって常に新しいものに触れることができ、都会的な暮らしのできる地域と言えるでしょう。ブティックや飲食店、オフィスビルなどが多いのですが、渋谷方面へ向かうと住宅地に入り込みます。若者や外国人観光客が多いためか、スーパーやコンビニ、100円ショップなど、リーズナブルなお店もあるので便利な一面も。付近には幼稚園、区立小・中学校、図書館や専門学校もありますが、有名私立大学へのアクセスにも便利な場所です。大きな公園と緑地があり、四季折々の自然を楽しむことができます。競技場や野外ステージもあるので、アクティビティに打ち込めば健康的な都心生活を送れることでしょう。
原宿駅の観光スポット
原宿駅周辺は、明治神宮や緑の多い代々木公園、若者の集まる『竹下通り』、表参道があるほか、渋谷にも近く便利なエリアです。有名ブランドの本店や大手企業も林立し、メディアや雑誌の撮影に遭遇するなど、歩くだけでも楽しいかもしれません。
・ 竹下通り
日本だけでなく世界中の観光客が”Kawaii”を求めて訪れる商店街が竹下通りです。平日でも人でごった返しており、通りはあらゆるお店がひしめき合っています。原宿カルチャーと言われるようなポップなものや食べ歩きできるファストフード店など、目まぐるしいほどの色彩に溢れていて飽きることがないでしょう。その一方で、老舗の喫茶店やコーヒーが美味しいカフェなど、老若男女楽しめる場所も揃っています。
・明治神宮
街の喧騒とは打って変わって静まり返った明治神宮を訪れると、原宿駅がそばにあることを忘れてしまうほどでしょう。明治神宮には、明治天皇と昭憲皇太后がお祀りされています。緑に包まれた代々木の地に大正9年11月1日に御鎮座されました。野球・テニス・ゴルフ・フットサルなどのスポーツ施設のある外苑のほか、『至誠館』という武道場があります。また、明治神宮には吉凶を占うものではない独自のおみくじもあります。
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