不動産総合情報サービスのアットホーム（株）は27日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年3月期の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。

　同月の首都圏居住用賃貸物件の登録数は、28万7,566件（前年同月比25.7％増）。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,755円（同▲2.2％）、賃貸アパートが2,318円（同▲2.6％）。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万5,500円（同▲2.4％）、賃貸アパートが6万800円（同▲0.8％）となった。

　成約件数は、3万3,390件（同17.2％増）で、4ヵ月連続の増加となり、調査開始（1992年4月）以来、過去最高となった。震災の反動はあるものの、全エリアで2ケタ増となり、増加幅は神奈川県を除き前年の減少幅を大きく超え、特に埼玉県については、ファミリー向けマンションとシングル向けアパートが好調で4ヵ月連続の2ケタ増となった。

　1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,641円（同▲1.5％）、賃貸アパートが2,325円（同▲0.8％）となった。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが8万4,000円（同▲2.9％）、賃貸アパートが6万円（同▲0.8％）であった。