（株）大京は、（株）ファミリーネット・ジャパンが提供する情報配信サービス「スマートコミュニTV」をマンション業界として初めて導入した「ライオンズ横浜上大岡ガーデンシティ」（横浜市南区、総戸数147戸）を、3月下旬から販売する。

　同物件は、京浜急行線「上大岡」駅徒歩13分の社宅跡地に建設するもの。地上6階建て111戸の「ザ・イースト」と地上6階建て総戸数36戸の「ザ・ウエスト」の2棟で構成する。2棟の建物で1つの団地管理組合を組成することで、ラウンジ等それぞれの共用施設を共有。入居者コミュニティを活性化する。

　「スマートコミュニTV」は、これまでパソコンや携帯電話、専用端末でしか確認できなかった電気使用量の「見える化」をテレビでも可能にしたシステム。同時に、マンション内イベントの通知、マンション設備機器の点検交換案内、周辺の生活利便施設のお買い得情報等も配信することで、入居者同士、入居者と大京グループ各社とのコミュニケーション媒体としても機能させる。今後も、自社分譲マンションへ積極的に導入する。

　同システムに加え、電力一括購入サービス、太陽光発電電力の全量買取サービスも導入し、月々の電力料金を最大21％削減できる見込み。

　住戸は、1LDK〜3LDK、専有面積56〜85平方メートル。換気機能付き玄関ドア、換気ストッパー付サッシュ、グリーンカーテンフックなどで外気を取り入れ、快適な室内環境を作る「新・パッシブデザイン」を採用。また、1階の専用庭付き住戸（24戸）では、ガーデニング、子育て、バイクメンテナンス、リラクゼーションなど4種類の活用を提案する「プラスフィールドガーデン」を導入した。大型のバイクなどが定置できるよう管理規約にも柔軟性を持たせ、カウンター、シェード、ソファなどもカスタムオプションとして提供する。

　昨年11月からプレセールスを開始し、事前反響600組、総来場160組を集めている。販売は「ザ・イースト」から開始。年内完売を目指す。販売価格は、2LDKが4,100万円台から、3LDKが4,500万円台から、平均坪単価は230万円台。