大京グループは、不動産管理事業関連のグループ会社再編を行なう。マンション管理、大規模修繕、リフォーム、ビル管理、設備機器工事といったストックビジネスに係るリソース・ノウハウを集約し競争力の強化と顧客サービス体制の強化を図るのが狙い。

　マンション管理事業を手掛ける（株）穴吹コミュニティが、4月1日付で同事業を手掛ける（株）グランドアメニティを吸収合併。マンション修繕工事事業を手掛ける（株）大京建設が、3月1日付で同事業を手掛ける（株）穴吹建設を吸収合併。ビル管理事業を手掛けるオリックス・ファシリティーズ（株）が、3月1日付でビル関連の電気・設備工事などを手掛けるオリックス・エンジニアリング（株）を吸収合併する。

　穴吹コミュニティとグランドアメニティはいずれも西日本の地方都市中心に営業拠点を展開しており、合併により管理戸数は約10万1,000戸となる。合併後の称号は穴吹コミュニティとし、本社は香川県高松市に置く。

　大京建設と穴吹建設は、合併によりマンション修繕工事分野で日本有数規模となり、今後はグループの事業領域を超えた外部市場獲得を目指す。合併後の称号は「（株）大京穴吹建設」とし、本社は香川県高松市に置く。

　オリックス・ファシリティーズとオリックス・エンジニアリングは、合併により建物維持管理から建物・設備工事まで建物全般のニーズをワンストップで解決する体制を構築する。合併後の称号は、オリックス・ファシリティーズとする。