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2016-01-21 00:00:00.0

リフォームショールーム併設型の仲介店舗を展開。初年度10店舗開設/大京グループ

 大京グループの不動産流通会社、(株)大京穴吹不動産は、同グループのリフォーム事業を担う(株)大京リフォーム・デザインのリフォームショールームを併設した不動産流通店舗「Reno Saron(リノサロン)」を全国で展開していく。

 経年を経たマンションストックが多いエリアに出店し、リフォーム受注の拡販を狙うほか、仲介とリフォーム部隊のリレーションを密にすることで、リノベーションマンション「リノアルファ」やリフォームワンストップサービス「スムーズパック」の取引増を目指す。

 新店舗第1弾は、東京都江東区大島に開設した「リノサロン東大島」。店舗周辺にライオンズグループが管理受託するマンションが約5,000戸あること、また大島エリアの約2万3,000戸のマンションストックのうち住み替え(買取再販)やリフォームのターゲットとなる築10年以上20年未満のマンションは50%程度と推測できることから、長期的なリフォーム需要および、リフォーム+仲介の需要が見込めると判断して出店したもの。ショールームには、水回りを中心としたリフォーム商材約20点を実物展示するほか、「リノアルファ」のカットモデルを展示。ユーザーが、リノベーションのイメージを体感できるようにした。

 21日の記者説明会で挨拶した、両社の社長を務める海瀬和彦氏は「リフォーム・リノベーションの成長性は大きい。不動産仲介とリフォームとを一体化することで、単純なリフォーム検討者だけでなく、マンション仲介からもリフォーム受注に結び付けることができる。新規出店や既存店のリニューアルを合わせ、初年度は10店舗のリノサロンを全国で出店したい。2号店は、名古屋市に予定している」と抱負を述べた。

 また、大京リフォーム・デザイン取締役事業統括部長の奥井清幸氏は「大京穴吹不動産が仲介するマンションユーザーの65〜70%を紹介してもらっているが、受注できるのはその半分。また、リフォーム検討者から中古物件を紹介してほしいという相談を受けることも多く、リフォーム受注拡大へ両社共同で店舗を出す意味は大きい。モデルルームを見て生活をイメージしてもらい、ライフスタイルにあった提案営業をすることで、単純な水回りリフォームからリノベーションへと受注単価も引き上げることができる」と語った。同店舗では、初年度150件のリフォーム受注を目指している。