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2017-06-30 00:00:00.0

「VR遠隔接客店舗」17年度中に25ヵ所に


 イオンハウジングのFC店舗運営・管理を行なう(株)フォーメンバーズ(東京都中央区、代表取締役社長:矢野晃教氏)は7月1日、VR技術を利用したVR遠隔接客店舗「どこでもストア」第1号店舗をイオン品川シーサイド店(東京都品川区)にオープンする。
 「どこでもストア」は、ショッピングモールや大規模商業施設などに設置できる無人店舗。VR技術を使った内見サービスを提供するナーブ(株)(東京都千代田区、代表取締役CEO:多田英起氏)が開発したVRコンテンツ配信プラットフォームを用いて、賃貸・売買物件のVRコンテンツが閲覧できるほか、近隣店舗スタッフが遠隔で接客できる。初期費用・賃料ともに低コストでの出店が可能。さらに専用の人員が必要ない無人店舗のため接客の負担も軽減されるというメリットを持つ。
 同店舗開設時は、イオンハウジングに加え、(株)大京穴吹不動産、三菱地所グループの住まいに関する総合窓口「三菱地所のレジデンスラウンジ」が出店。ユーザーは、各社が提供する賃貸・売買物件VRコンテンツを閲覧することができ、物件詳細やより多くの物件情報を得たい場合などに、画面を通じて各社担当者の接客を受けることができる。
 今後、フォーメンバーズとナーブは、物件コンテンツを提供する出店企業の拡充を図るとともに、設置箇所の拡大を進め、2017年度内に首都圏を中心とする商業施設内など25ヵ所を目標に展開を推進していく。
 30日の発表会で、フォーメンバーズの代表取締役社長・矢野晃教氏は「当社はイオンハウジングのネットワーク展開を本格化し、今後5年間で250店舗体制を目指していくが、『どこでもストア』は、初期費用・ランニング費用が低く、可能性でいえば同期間に500店舗出店も可能だとみている」などと述べた。