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2018-03-19 00:00:00.0

一人暮らしの部屋探し、「セキュリティ重視」が増

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会、(公社)全国宅地建物取引業保証協会は、「一人暮らしに関する意識調査」結果を発表した。調査は1月26〜29日、国内の18歳以上の男女2,800名へ実施。今回から「現在一人暮らしをしている」(1,374名)、「今後一人暮らしをしたい/予定がある」(1,426名)の2層を調査対象にした。
 部屋探しの際の重視ポイントについては、「セキュリティ」が38.4%(前年対比5.6ポイント増)と伸び、よりセキュリティを重視する意識が高くなった。「耐震性」38.6%(同1.7ポイント増)は微増。一方、大きく低下したのは「駐車場の有無」27.2%(同18.7ポイント減)で、車離れを象徴した。また、三大重視要素は「間取りの広さ」63.7%(同3.9ポイント減)、「日当たり」52.7%(3.4ポイント減)、「築年数」38.6%(同1.7ポイント増)となった。「今後一人暮らし意向あり」層は、「現在一人暮らし」層よりも「耐震性」と「セキュリティ」を重視することが分かった。
 環境の重視ポイントについては、「駅が近い」55.5%(13.6ポイント増)が大きく伸び2位に。トップは「コンビニ・スーパーの有無」63.0%(同5.9ポイント減)、「学校・職場に近い」41.5%(同3.5ポイント減)が3位だった。若年層は学校・職場への近さを求めるが、年齢が高くなると「静けさ」「公園などの自然環境」を重視する傾向に。また「今後一人暮らし意向あり」層は「医療機関の有無」を重視していた。
 重視する部屋の設備は、過去の調査結果と同じで「バスとトイレが別」61.1%(同7.7ポイント減)、「エアコン付」59.1%(同0.9ポイント減)、「収納スペース」55.3%(同7.4ポイント減)がトップ3。「現在一人暮らし」層は「バスとトイレが別」をより重視し、「今後一人暮らし意向あり」層は「インターネット接続」をより重視する傾向が分かった。
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