三幸エステート（株）は12日、2018年3月度の東京都心5区（千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区）および全国6大都市（東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡）の大規模ビル（基準階貸室面積200坪以上）のマーケットデータを公表した。
　東京都心5区空室率は1.16％（前月比0.09ポイント低下）となり、06年7月に記録した統計開始以来の最低値を更新した。現空面積は6万4,460坪（同5,345坪減）となり、2ヵ月連続で7万坪を下回った。
　1坪当たりの募集賃料は2万8,072円（同82円上昇）で、2万8,000円台に回復するのは09年9月以来。募集面積は31万3,082坪（同2万987坪減）となった。
　全国6大都市の空室率は、東京23区1.5％（同0.1ポイント低下）、札幌市1.2％（同0.1ポイント上昇）、仙台市5.9％（同0.3ポイント上昇）、名古屋市3.0％（同0.1ポイント低下）、大阪市1.8％（同増減なし）、福岡市1.6％（同0.3ポイント上昇）。