オリックス不動産（株）は28日、「クロスホテル大阪」（大阪市中央区、客室数229室）のリニューアル工事が完了したと発表した。
　同ホテルは、地下鉄御堂筋線「なんば」駅徒歩約3分、地下鉄「心斎橋」駅徒歩約5分等の立地。“Flowing Energy”をデザインコンセプトとし、全客室と廊下を含めた共用部分を全面改装。ホテルのイメージカラーである赤を基調とした鮮やかなデザインとした。
　6〜12階の「スタンダードフロア」（178室）では、大阪のにぎわいや活気を赤の流線で表現し、まちの喧騒から客室に入るまでの流れを共用廊下から客室の床面にデザイン。また、クローゼットなどの家具の配置を工夫することで、ゆとりある空間とした。13・14階の「クロスフロア」（51室）は、ゴールドをアクセントにした落ち着きのある内装の客室に一新した。
　また、共用部分は、エレベーターホールから客室への廊下の壁面に難波橋のライオンや通天閣等の大阪の名所に関連するアートを、床面には「nandeyanen（なんでやねん）」など、数種類のメッセージを織り込んだカーペットを全フロアに設えた。リニューアルを機に客室を全室禁煙に。1階の共用部分には宿泊者専用のラウンジ「MEET ROUNGE」を新設。同ホテルがアート展示やワークショップなどのイベントを企画・開催する予定。