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2021-07-19 00:00:00.0

首都圏既存マンション、4〜6月の成約が過去最多

 (公財)東日本不動産流通機構は19日、2021年4〜6月期の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
 当期の首都圏中古(既存)マンション成約数は9,987件(前年同期比55.4%増)。4四半期連続で前年同期を上回り、1990年5月の機構発足以降、4〜6月期としては過去最多となった。地域別では、東京都5,041件(同52.3%増)、埼玉県1,210件(同54.3%増)、千葉県1,227件(同55.3%増)、神奈川県2,509件(同62.4%増)。前年同期は新型コロナウイルス感染防止に向けた1回目の緊急事態宣言が発令されており、市場全体が停滞していた。今回はその反動もあり、すべての都県で大幅な増加を記録した。
 1平方メートル当たりの平均成約単価は59万400円(同12.5%上昇)。4四半期連続の上昇となり、当期は2ケタの大幅上昇となった。平均成約価格は3,837万円(同13.2%上昇)となり、35四半期連続の上昇。新規登録件数は3万9,591件(同12.1%減)となり、7四半期連続で減少した。
 既存戸建ての成約件数は4,086件(同57.0%増)と、こちらも4四半期連続上昇で同期としては機構発足以来の最多となった。平均成約価格は3,393万円(同19.8%上昇)と、約2割上昇し、4四半期連続で上昇した。