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2014-06-10 00:00:00.0

「虎ノ門ヒルズ」、安倍首相、舛添都知事ら参加しオープニングセレモニー

 森ビル(株)が特定建築者として開発を進めてきた、東京都施行の「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」の超高層タワー「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区)のオープニングセレモニーが10日、東京都と森ビルの共催で行なわれた。

 セレモニーには、東京都知事の舛添要一氏、森ビル代表取締役社長・辻 慎吾氏をはじめ、来賓として内閣総理大臣の安倍晋三氏、国土交通副大臣の?木 毅氏、ハイアットホテルズコーポレーション代表取締役会長のトーマス・J・プリツカー氏らが参加した。

 主催者として挨拶した舛添知事は「2020年のオリンピック・パラリンピック大会を史上最高の大会とするためにも、東京を世界一の都市へと引き上げたいと考えている。虎ノ門ヒルズは、ホテルやカンファレンスなど国際交流機能を備えたオフィスビルであり、東京を世界に開かれたグローバルビジネス都市に変革する上で、重要な役割を果たすものと確信している」などと語った。

 来賓として挨拶した安倍首相は、「いまや世界中の都市が、その魅力を競い合う時代。東京も絶えず新たなチャレンジを続けていかなければならない。ビジネス拠点だけではなく、都心の住居エリア、環境に配慮し、さらに災害対応能力も高い、都市が直面するさまざまな課題にチャレンジした、この虎ノ門ヒルズは、新たな都市づくりのモデルを世界に示すものであると考える。官も民もなく、みんなで東京を世界一の都市にしていく。この虎ノ門ヒルズオープニングが、そのすばらしい幕開けとなることを祈念している」と祝辞を述べた。

 また、森ビル・辻社長は「国家戦略特区というレールが敷かれ、20年の東京オリンピック•パラリンピックという目標が定まった中で、この日を迎えることができた。これからは、虎ノ門ヒルズを起爆剤に、周辺開発を誘発し、この一帯が国際新都心となって、東京の未来を拓くべく、全力を尽くしていく」と抱負を述べた。