（公財）東日本不動産流通機構は21日、2015年1年間の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

　同年の首都圏中古マンション成約件数は3万4,776件（前年比2.9％増）。都県別では、東京都が1万7,199件（同3.6％増）、埼玉県4,175件（同1.5％減）、千葉県4,445件（同1.2％増）、神奈川県8,957件（同4.6％増）と、埼玉以外で増加となった。

　成約単価は1平方メートル平均で45万2,500円（同6.5％上昇）で3年連続の上昇。成約物件価格も2,892万円（同6.1％上昇）とこちらも3年連続で上昇した。成約物件の平均専有面積は63.92平方メートル（同0.4％縮小）、成約物件の平均築年数は20.13年（前年：19.63年）だった。新規登録件数は17万7,296件（同10.0％増）と3年ぶりに増加した。

　中古戸建住宅の成約件数は1万2,153件（同8.4％増）。新築戸建住宅の成約件数は4,739件（同3.7％増）となった。

　なお、同年10〜12月の首都圏中古マンション成約件数は8,391件（前年同期比5.1％増）と、3四半期続けて前年同期を上回った。成約単価は1平方メートル平均で45万7,600円（同3.6％上昇）で12四半期連続の上昇、成約物件価格は2,911万円（同3.2％上昇）。成約物件の平均築年数は20.66年（前年：19.79年）だった。新規登録件数は4万6,752件（同16.2％増）となった。