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統計

2016-11-15 00:00:00.0

都心5区空室率、8ヵ月ぶりに上昇/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2016年10月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査をまとめた。

 平均空室率(基準階面積100坪以上)は3.81%(前月比0.41%上昇)で、新築ビルの竣工により8ヵ月ぶりに上昇に転じた。

 区別に見ると、中央区4.47%(同2.17%上昇)、新宿区2.41%(同0.33%上昇)、港区5.19%(同0.23%上昇)と3区で上昇。特に中央区は、まとまった新規募集があった影響で、大幅に上昇した。
 千代田区は2.90%(同0.08%低下)と4ヵ月連続の低下。渋谷区は3.20%(同0.05%低下)と横ばいに。

 1坪当たりの推定成約賃料は1万8,841円(同421円上昇)。ハイスペックビルの新規募集が、相場を押し上げる結果となった。

 新築ビルの平均空室率は19.60%(同14.88%上昇)で、大幅上昇。大規模ビルの竣工が重なった影響による。平均推定成約賃料は3万8,362円(同9,114円増加)と、高価格物件の募集が影響し、大幅な上昇に。