南千住駅（東北本線）の中古マンション購入なら大京穴吹不動産

南千住の地域情報

・概要
南千住駅がある荒川区は東京都の北東部にあり、足立区、北区、文京区、台東区、墨田区の5つの区と隣接しています。23区の中では東西に細長い形です。区の北東部に沿って墨田川が流れており、南西部の一部を除いて全体的に平坦な地形になっています。荒川区内には成田空港行きのスカイライナーや筑波方面行くつくばエクスプレスなどの駅があるほか、地下鉄やJRも通っており、交通が便利なエリアです。また、都電荒川線が区内を横断していることもあり、全体的に下町らしい雰囲気が残っています。住宅地が広がっているほか、小さな工場や事業所などが点在していることも特徴です。

・由来や歴史
荒川区の歴史は古く、もっとも古い遺跡は日暮里延命院貝塚など縄文時代のものです。1180年ごろには源頼朝の挙兵などの記録から、武士団が成長していたこともわかっています。「小具（おぐ）」「につほり」などの地名はこの当時から見られました。旧荒川（現墨田川）を利用した水運をはじめとして、交通や交易の拠点となっていた記録も残っています。さらに江戸時代に入ると江戸全体の都市化が進み、南千住周辺は日光道中の分岐点として栄えました。
農村地帯が多い南千住周辺の本格的な工業化が進んだのは、明治時代以降です。政府の殖産興業によって1879年に官営千住製絨所が建設されたのを皮切りに工場が増え、工業地帯が形成されました。現在も比較的製造業の割合が高いのは、この時の名残といえます。1923年に関東大震災が起こると、都市部から人口が流入し、さらに工業化と宅地化が進展しました。
荒川区が誕生したのは1932年で、区名は当時区の北東を流れていた荒川に由来しています。1964年に現在の河川法が施行されて川の名称が変わり、岩淵水門から下流を隅田川と呼ぶことになりました。そのため、荒川区に流れている川は、旧荒川であり、現在の墨田川に当たります。

南千住の特徴

南千住駅の北東には大型の複合商業施設があり、飲食店やファッション関連のほか、スーパーも入っています。また、JR南千住駅東口にもファストフード店やスーパーがあり、日常的な買い物や食事に便利です。南千住駅の東部には墨田川貨物駅がありますが、線路を挟んで西側にはアパートやマンションなど住宅地が広がっています。

南千住の交通アクセス

南千住駅にはJR常磐線と東京メトロ日比谷線に加えて、つくばエクスプレスも通っており、計3路線が利用できます。そのため、東京都心部のほか、千葉方面や茨城方面へのアクセスも便利です。隣接している他路線への乗り換えは、一度改札を出ればスムーズに行うことができます。
南千住駅からは都営バスと京成バスが出ています。南千住駅東口のバス停は、都営バスの「錦糸町駅」行きや「上野松坂屋」行き、京成バスの「北千住駅東口」行きなどを利用できます。さらに、「南千住駅西口」バス停からは都営バスで「東京駅八重洲口」にアクセスできます。駅周辺にある「南千住車庫」バス停からは「浅草雷門」行きもあります。

南千住の生活情報

南千住駅周辺は元々住宅が多いエリアであり、昔ながらの建物やアパートも多く、下町情緒があります。さらに、つくばエクスプレスの開通に伴い、駅周辺の大規模な再開発が行われました。再開発によって駅東側の汐入地区などにはファミリー向けのマンションなどが多数建設され、住環境の整備が進んでいます。南千住駅周辺にスーパーが複数あるほか、住宅地の中にも点在しており、日用品の買い物には便利なエリアです。また、駅の近くには複合商業施設があり、ショッピングや食事を楽しむことができます。駅周辺には銀行の支店や郵便局などがあることに加え、病院なども揃っており、生活に便利です。南千住駅は墨田川に囲まれたエリアのため自然も豊かで、墨田川沿いには大きな公園もあります。

南千住の観光スポット

南千住駅周辺は古くから交通の要衝となっており、江戸時代には日光道中の宿場としても栄えた地域です。そのため、神社やお寺などが多く残っています。小塚原刑場の跡地に建てられた「延命寺」「小塚原回向院」や松尾芭蕉にゆかりのある「素戔嗚神社」などがあります。

・小塚原回向院（こづかはらえこういん） 延命寺
小塚原回向院は、墨田区本所にある回向院によって刑死者たちの供養のために作られたお寺です。元々この地には江戸時代の三大刑場の一つ、小塚原刑場がありました。小塚原回向院には吉田松陰や橋本佐内など安政の大獄で処刑された歴史上の重要人物の墓があるほか、延命寺にある首切地蔵などもよく知られています。現在は荒川区指定史跡にもなっており、歴史が感じられる場所です。

・素戔嗚神社（すさのおじんじゃ）
素戔嗚神社は平安時代に創建され、1200年以上の歴史がある神社です。江戸時代の俳人・松尾芭蕉が旅に出発する際に立ち寄ったことでも知られており、後に執筆された「奥の細道」にも登場しました。境内には記念の句碑も残っており、千住大橋に見立てた石橋もあります。

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