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沖縄いろいろ見聞記

2015年10月沖縄歳時記

『まつりシーズン到来』

10月になり、ようやく秋らしさを感じられるようになった沖縄。日中はまだ暑さを感じますが朝晩は、涼しい風が吹くようになり、いよいよまつりシーズンの到来です。

10月10日から開催される那覇大綱挽き祭りをはじめ、多種多彩なまつりが県内で繰り広げられます。特に、おすすめは奥武山公園・沖縄県立武道館をメインとしたエリアを中心に開催される「第39回沖縄の産業まつり」。既に39回目を迎えるだけあり、多くの県民が楽しみにしているおまつりです。沖縄の企業や団体の特産品や新製品が一挙のお披露目されるのですが、とにかく大賑わい。さらに、さまざまな県産品が格安で販売されるとあり毎年、老若男女に大人気。さらに、もうひとつの楽しみがグルメ!新製品や定番の味をその場で楽しめる出店も多いので食べ歩きながら回るというファンも多し。帰る頃には、お腹もお土産もいっぱいです。他にも、読谷村の「読谷まつり」や、うるま市で開催される「全島獅子舞フェスティバル」などまつりが数多く開催されます。秋の沖縄を、祭り巡りで楽しんでみてはいかがでしょう。

まつりシーズン到来

2015年10月沖縄・住まいのトリビア

『石敢當』

沖縄の町を散歩していると民家やビルの壁に「石敢當」と刻まれた石碑を見かけます。これは、「いしがんとう」と呼ばれる魔除け。
沖縄では魔物は直進すると考えられていて、十字路や三叉路など突き当たりの家屋や建物に魔物が侵入するのを防ぐことを目的に「石敢當」を設置します。魔物は「石敢當」に当たると砕け散ると考えられています。「石敢當」の名前の由来は中国の武将の名前に由来するという説や石神信仰からくるものなど諸説あるようですが、定かではありません。一般的には表札のカタチをしたものが多い「石敢當」ですが、高さが50㎝以上もある大きなものや、シーサーと合体したもの、プラスティック製のものなど形状や素材もさまざまです。少し歩いてみると、バラエティ豊かな「石敢當」に多く出会えるはず。秋の風に吹かれながら、沖縄の街並を歩き石敢当探しをするのも一興です。 沖縄では出産内祝いに命名札を添えて贈る習慣があります。

石敢當