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進化するマンションの収納

公開日:2015-07-09 00:00:00.0

目次

かつて「マンション暮らしの悩みは収納が少ないこと」といわれていました。しかし、それは昔の話になりつつあります。近年のマンションは収納も進化しています。


「収納というと、ともすればしまうことばかりを考え、使う時のことを忘れがち。人の移動に動線があるように、実は収納にも動線がある」(家具業界関係者)といわれています。つまり、モノを使いやすくするために、しまう場所を考えるのが収納というわけです。


ところが、多くの人が「たくさんしまえるのが収納」と考えているため、収納が物置場になり、「収納が足りない」、「モノを使う時にそれがどこにあるか分からない」などの不便な収納になっているのが現実です。そこで、家具業界関係者は「収納はモノを使う場所に設ける。そうすれば移動の途中で『ながら収納』や『ながら取り出し』ができるので便利」とアドバイスしています。



コンパクトながら効率的なマンション収納


一昔前までの収納は、しまうことを重視した「物置収納」指向でした。しかし、近年は「しまうこと」と「使うこと」の両立が重視され、動線に沿った適切な場所に適切なサイズの収納を設置し、ストレスなくモノの出し入れができる収納が開発されています。


では、マンションではどのような収納が人気を集めているのでしょうか。


マンションの動線の第一歩は玄関です。


ここでは「造り付け玄関収納」が重宝されています。床上から天井まで壁一面に設置した造り付け玄関収納ならデッドスペースが生じることもなく、広い収納空間をくまなく利用できます。通勤靴、ブーツ、カジュアルシューズなど、履物の種類とサイズに合わせて棚や仕切り間隔の調節が行え、傘やベビーカーの収納スペースも作ることができます。履物をストレスなく出し入れでき、玄関もスッキリします。


次の動線はリビングです。


寛ぐ、遊ぶ、集う。家族が共に憩うリビングは種々雑多なモノがあふれている場所でもあり、一般的には最も散らかりやすい部屋です。この部屋で便利なのが「壁面収納」です。


これは棚、引き出し、戸棚、小物入れなどさまざまな収納パーツを組み合わせて壁面に設置した収納です。リビングのあちこちに整理ダンス、本棚、ラックなどサイズも奥行きも違うさまざまな収納を設置している場合と比べて、インテリアの統一感も保て、部屋がスッキリするといいます。


掃除機、ハンディモップなどの掃除用品は戸棚にしまっておけば、来客があっても戸が目隠しになって外から見えないし、リビングを掃除する時もさっと取り出すことができます。



ダイニングキッチンは可動棚収納でスッキリ!


また、ダイニングキッチンの収納は主婦の悩みの種といわれています。キッチン用品は種類と数が多く、形状もさまざまなのでスッキリとしまうのが難しいからです。


そこで便利なのが大きな「可動棚収納」です。これは食品スーパーの冷凍食品売り場にある縦型ショーケースのような棚です。引き戸の内側に食器棚、調理用品棚、カゴ、米びつなどの収納ユニットを格納すればキッチンがスッキリします。引き戸を開ければ使いたいものが一目瞭然となるので、調理する時も料理を食器に盛り付ける時もまごつくことはないでしょう。


マンション収納は年々進化しています。そして、限られた空間でいかに使いやすい収納を実現するかの視点から、細やかな配慮を重ねて開発されています。そのため、コンパクトながら効率的なのが近年のマンション収納といえるかもしれません。

編集監修者情報
編集監修者
株式会社大京穴吹不動産
所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
設立年月
1988年12月
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