中古マンション、古さへの不安はどう解決する?〜【第2回】設備保証サービスは買主さまに優しいサービス

目次
第1回では、設備保証サービスができた背景についてお伝えしました。第2回では、買主さま側の視点から具体的な保証内容を見てみましょう。
設備保証サービスで安心して暮らす
住宅設備は、不具合が生じると、すぐに修復しなければ生活に支障が出る重要な箇所もあります。そのため住宅設備に対して保証があることは、買主さまの大きな安心・満足につながるでしょう。中古住宅の購入検討者が購入時に求めるサービスとして、全体の41.8%が「何か問題があったときに保証してくれる制度」と回答したデータ※もあります。
そこで、このような不安を解消するために、不動産会社が独自に保証したものが設備保証のサービスです。各社で提供しているため、名称や保証金額、保証する箇所などに違いはありますが、引き渡し後の1年間、住宅設備に対して保証するものです。中古マンションにおける住宅設備に関しては、このサービスがなければ、引き渡し8日目以降は買主さまの責任で修復しなければなりません。もし、引き渡しから2週間後に不具合が生じた場合は、買主さまの責任で修理となってしまうのです。以前の住人がどのような使い方をしていたかも分からない、また経年劣化をしていく設備に対して、7日間しか保証されないことに不安を感じるというお客様の声に応えたサービスと言えるでしょう。
設備保証サービスの中身とは?
このサービスはコンロ(電気・ガス)やレンジフード(照明を除く)、シャワー本体、換気扇、建具(共用部以外)などが事前に検査されて保証されます。特に多い不具合は水回りの水漏れです。引き渡し後の保証設備の不具合の約40%が水漏れですので留意しましょう。部位別には水栓、換気扇が多いようです(大京リアルド調べ)。また、日常生活で起こりうること(鍵をなくした・ガスレンジが点火しない・トイレがつまったなど)に対しても24時間365日でサポート。修繕した際の基本料金・出張費・60分以内の作業費用が無料で、修繕にかかる費用への不安やどこに頼めばいいのかわからないという悩みを軽減します。また時間を気にせず相談、対応する窓口があることは、新生活の中での安心へとつながるでしょう。
設備保証のある仲介会社を選ぶ
住宅設備を保証する設備保証サービスを利用することで、中古マンション購入後の不安は軽減されますね。買主さまにとっては、この設備保証サービスは新たな生活を支える大きな安心となるでしょう。第3回は売主さまの視点から、設備保証サービスを紹介します。
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※中古住宅・リフォームトータルプラン検討会のインターネット調査(2010年10月実施)