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分譲マンションを購入するなら知っておきたい「管理組合」とは?

公開日:2018-02-14 00:00:00.0
分譲マンションの購入を検討している方に、マンションの立地や環境、間取りや内装と併せて事前に知っておいていただきたいことが「管理組合」についてです。
今回は、管理組合の基本的な情報をご紹介します。
 

マンションの管理組合とは?

分譲マンションのような建物では、区分所有法という法律により、「共用部分や敷地の管理を行う団体を構成すること」が定められています。この「管理を行う団体」が管理組合です。管理組合は、最高意思決定機関である「総会」と業務を執行する「理事会」によって運営されます。
 
賃貸マンションとは異なり、分譲マンションの場合は、購入者全員が管理組合に所属することになっています。購入者は所有権の発生とともに組合員となり、管理組合への所属を拒否したり、勝手に脱会したりすることはできません。管理組合を脱会することは、すなわちそのマンションを売却等で手放すという意味になります。
 

管理組合の役員について

管理組合の役員は、管理業務を執行する理事会の理事や監事にあたり、管理組合員の中から総会によって選出されます。
役員の選出方法は「立候補制」や、順番に当番をする「輪番制」など、マンションによって決め方が異なるようです。新築マンションなどでは、入居者全員に公平性を持たせるために輪番制をとっているところが多く、任期は平均的に1~2年ほどです
 

管理組合の役割とは?

では、管理組合には具体的にどのような役割があるのかを見ていきましょう。
 
《管理組合の管理する範囲と業務》
管理組合は、マンションのエントランスや廊下、屋上、付属施設などの共用部分を維持管理するという役割があります。
維持管理業務としては以下のようなことが挙げられます。
 
・共用部分の清掃やゴミ捨てのルールを定めるなど、日常的な管理業務
・老朽化してきた設備の補修工事
・消防設備の点検・補修業務
・それぞれの業務にかかる費用の集金や積み立てをする会計業務
 
その他にも、マンションで生活するための規約を決定・実施するなどの業務も発生するケースもあります。
 
《管理組合が機能しないとどうなる?》
もし管理組合が機能しなかった場合、ゴミ捨てや清掃などの日常的なマンション管理が行われず、劣悪な環境になってしまったり、必要な設備の修繕がされず、思わぬ事故が起こってしまったりする可能性も十分に考えられるでしょう。
また、修繕の時期を先延ばしにして、いざ工事となったときには多額の費用を入居者全員で負担しなくてはならなくなった、というトラブルも起こり得ます。
 
居室内の専有部分だけでなく、共用部分も含めて所有者の資産です。共用部分がしっかりメンテナンスされていないと、それだけご自身のマンションにマイナスの評価がついてしまい、大きな損失につながるかもしれません。
 
《マンション購入前に管理組合の議事録をチェックしよう》
購入を検討しているマンションが新築ではない場合は、きちんと管理組合が機能しているのかどうかを確認するために、契約前に議事録をチェックしておくことをおすすめします
議事録は契約時に閲覧できますが、その際に内容を細かくチェックすることはあまり現実的ではありません。
本契約前のため管理組合員でない場合でも、利害関係人であればマンションの管理組合へ議事録の開示を要求することができるため、できれば事前に確認するようにしましょう。
 

おわりに

今回は、分譲マンション等の管理を行う団体である、管理組合の基本的な情報をご紹介しました。
管理組合は、マンションで快適に過ごすために、さらには資産としての価値を維持するために、重要な役割を果たしています。
マンションの購入を検討されている方は、管理組合の役割を理解し、購入を検討している物件の管理組合がどのように機能しているかを確認してみてはいかがでしょうか?


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