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不動産テックとは?不動産業界におけるAI・ビッグデータの活用方法

公開日:2018-03-30 00:00:00.0
近年、金融業界では「フィンテック」という言葉が生まれるなど、金融とテクノロジーとの融合が広まっていますが、金融業界だけではなく不動産業界にも「不動産×テクノロジー」を表す「不動産テック」というキーワードが登場しています。不動産投資を考えている方にとっては、知っておくと役立つ言葉かもしれません。
今回は、不動産テックがどのようなものなのか、またAI・ビッグデータが不動産業界においてどのように活用されていくかについてご紹介します。
 

不動産テックとは何か?

不動産テックは「不動産×テクノロジー」の造語で、まだ定まった定義はありません。
「一般消費者と不動産業者との間にある情報格差を是正するための、テクノロジーを用いたサービス」といった意味合いで使われている場合もあります。
 
例えば、欧米諸国と比較すると、日本の不動産市場は中古住宅の流通割合が低い(取引数が少ない)という特徴があります。その要因として、十分な情報が消費者や投資家に公開されていない点を指摘する声が長年ありました。
不動産業界の透明性をより高めるために、テクノロジーを利用したサービス作りを始めた動きが「不動産テック」です。そういった意味では、すでにある不動産情報のポータルサイトも不動産テックの1つと言えるでしょう。
 

不動産業界における「AI」・「ビッグデータ」の活用方法

ここでは、他業界でも注目を浴びている「AI(人工知能)」と「ビッグデータ」の活用についてご紹介します。
 
最近話題になることが増えた「AI(人工知能)」。チェスや将棋、囲碁などの知能ゲームで、プロ(人間)がAI(ロボット)に敗れるニュースをよく耳にします。過去の対戦データをAIが日々記録、分析し、相手の出方に合わせた対策を増やしているため、誰も使ったことのない手を用いない限りは今後も知能ゲームでのAI優位は続くと言われています。
 
不動産テックの進化には、AIに何を学習させるかが重要です。
そこでキーになるものが「ビッグデータ」です。ビッグデータは、テクノロジーの進歩によって扱うことが可能になった、非常に膨大なデータを指します。ビッグデータをAIに解析させることで様々な判断材料が可能になり、諸問題の解決に役立つと言われているのです。不動産業界においては、以下の活用方法が考えられます。
 
《不動産購入を検討している顧客の属性情報に合わせて、物件を紹介するコンシェルジュ機能》 
不動産購入の提案をAIが代替することで、顧客の属性情報は自動的に蓄積・集計されます。蓄積されたデータは解析され、より顧客に適した物件を提案できるようになります。
 
《物件の適正購入価格を瞬時に診断する査定機能 》
AIによるビッグデータの解析により、物件の適正価額を瞬時に知ることができます。不動産投資においての確実性・スピード感を上げられるでしょう。
いくつかの簡単な情報を入力するだけで、不動産投資のプランをAIが提案してくれるサービスも登場しています。 不動産投資においては当事者の状況や物件の環境などによって常に状況は変化しますが、一定の判断材料としては申し分ないのではないでしょうか。
 
《物件の利回りや売却予想価格を算出する投資判断機能》
過去の膨大なデータを根拠に解析し、5年後、10年後の利回りや売却価額をAIが予測する機能です。
利回りの予測などは、不動産投資の初心者や知識の浅い方にとっては難しいため、こうしたAIやビッグデータの活用は不動産投資へのハードルを下げるポイントとなるでしょう。
 
《入居後の設備トラブルをサポートするアフターフォロー機能》
トラブルの内容によっては、もちろん物件の管理会社や専門の業者が対応しなければならない場合もあります。しかし、入居者自身でも解決できるかどうかの判断をAIがサポートすることにより、入居者・管理会社側双方の負担が減ると期待されています。
万が一トラブルがあってもすぐに物件を見に行けない海外投資家にとっても、魅力的な機能と言えるかもしれません。
 

おわりに

不動産テックが進化すれば、誰もが必要な情報を容易に入手できるようになります。不動産投資において、ビッグデータを活用してAIが導き出した相場やデータ上での予想値は、大きな判断軸となるでしょう
ご自身の投資戦略を考える際は、不動産テックの活用も視野に入れると良いかもしれません。 

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