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住宅ローンや資産運用がカギ?30代から考える、老後資金の作り方

公開日:2018-07-19 00:00:00.0
マイホームの購入や家計支出、老後資金の構築等、30代になって何かとお金のことが気になり始めたという方も多いのではないでしょうか。特に、医療技術の進歩等で長期化する老後生活を豊かなものにするため、30代から老後の備えについて考える方も多いでしょう。そこで今回は、老後資金の作り方をご紹介します。
 

支出は極力減らし、住宅ローンの繰り上げ返済の検討を

老後資金を作るためには、資金の流れ(支出と収入)を意識することが大切です。老後資金を貯めるためには、当たり前ですが家計における支出を極力減らすように心掛けることが重要です。
 
家計に占める大きな支出として挙げられるのは、やはり住宅に関する費用ではないでしょうか。住宅ローンを組んでいる場合は、繰り上げ返済を早い段階から検討することをおすすめします
住宅ローンを繰り上げ返済することで、支払額がすべて元本の返済に充当されます。金融機関によって返済時の手数料は異なるものの、将来の総支払額を効率的に減らすことができるのです。
また、支払期間が短縮された返済方式を選べば、将来の支払利息を大幅に減らせるでしょう。
 
ただし、住宅ローンを繰り上げ返済して住宅ローン残高が減った場合、住宅ローン控除による減税額も少なくなります。住宅ローンの金利によっては、住宅ローン控除による節税効果が支払利息の軽減効果を上回る場合もあるため、シミュレーションを行った上で繰り上げ返済の時期や金額を判断することをおすすめします。
 

個人年金保険はもう時代遅れ?個人型確定拠出年金(iDeCo)での資産形成

老後資金づくりの方法として、銀行預金の他、金利連動型の金融商品を活用してお金を少しずつ積み立てていくという方法もあります。しかし、2016年に日銀のマイナス金利政策が導入されたことなどから、現在の日本はいまだかつてない低金利の時代です。
マイナス金利により国債の金利も低下しているため、国債で運用されていることが多い個人年金保険も値上げや販売停止が相次いでいます。個人年金保険は老後資金づくりの方法として人気を集めていましたが、現在の情勢を考えると決して得策とは言えません。
 
個人年金保険に代わる老後資金づくりの手段として注目されているのが、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。
老後資金づくりに特化した個人型確定拠出年金は、20歳から60歳のほぼすべての方が利用可能です。投資信託に積み立て投資することで、資産形成を図ります。
毎月自身で選定した銘柄を一定額買い付けるため、購入価格が平準化され損失のリスクも減らすことができます。
 
また、個人型確定拠出年金は税制面も優遇されており、掛け金は所得税と住民税がすべて非課税です。さらに、売却時の運用益もすべて非課税であることから、積立時だけではなく運用時も税額控除の恩恵を受けられます。
 
ただし、他の資産運用と同様に金融情勢や経済情勢に影響を受けて金利が変動した場合など、リスクはもちろんあります。個人型確定拠出年金は途中解約してもすぐに資産が手元に戻ってこない点も、注意すべきポイントでしょう。
 

低金利時代では不動産投資も効果的

不動産投資は収益性の高さが特徴であり、株式投資よりもリスクが低いとされています。なぜなら、不動産は株式と異なり、価格が0円になることはほとんどないためです。また、不動産投資による家賃収入も継続的な利益として役立ち、老後資金づくりを助けてくれます。手持ち資金に余裕がある場合は、不動産投資の検討がおすすめです。
 
不動産投資はその特性上、空き室発生や家賃滞納などの家賃収入に関するリスクや、地震・火災などによって物件が被害を受ける災害リスクなどがあります。不動産投資を行う場合は、家賃保証サポートのある不動産会社を利用する、地震保険・火災保険に加入するなどのリスクヘッジを行うことが必要です。
 
なお不動産投資は、自己資金や融資を問わず、ある程度まとまった資金が必要です。「不動産投資は多額の資金が必要で、ハードルが高すぎる」と考えている方も多いかもしれません。しかし現状の日本の金利情勢を見れば、国債や日銀当座預金からの収益減を背景に銀行の貸し出し意欲が高まっているため、不動産投資を始めたい方には有利かもしれません。
 

おわりに

今回は30代から考える老後資金の作り方についてご紹介しました。
老後資金を貯めるには、まずは資金の流れである支出と収入のバランスを見直すことがポイントです。現状の資金に余裕があるなら住宅ローンの繰り上げ返済や、個人型確定拠出年金、不動産投資などの資産運用を検討してはいかがでしょうか。
ただし、どの方法にもリスクは存在します。リスクを理解した上でシミュレーションを行い、老後資金づくりの方法を選ぶことをおすすめします。

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