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超高級マンションが価格高騰! 今後の穴場は「中古マンション」?
公開日:2015-01-20 00:00:00.0

目次
超高級マンションとは何か
「超高級マンション」あるいは「ハイエンドマンション」といった言葉に明確な定義はないのですが、一般的には都心のブランド立地のハイグレードな分譲マンションなどがこれに該当するでしょう。立地条件にもよりますが、新築の販売価格でいえば1億円あたりがひとつの目安ではないでしょうか。賃貸マンションでいえば月額賃料70~80万円以上クラスの物件がおよそこれに該当します。
超高級マンションの魅力としてはブランド立地・ゆったりとした間取り・敷地/共有部分の広さ・天井の高さ・エクステリアや内装のゴージャスさなどが挙げられますが、それらに加えて24時間有人管理などセキュリティやサービスのレベルの高さなども欠かせません。
超高級マンションの魅力としてはブランド立地・ゆったりとした間取り・敷地/共有部分の広さ・天井の高さ・エクステリアや内装のゴージャスさなどが挙げられますが、それらに加えて24時間有人管理などセキュリティやサービスのレベルの高さなども欠かせません。
なぜ超高級マンションが売れるのか
2014年に開業した森ビルの「虎ノ門ヒルズ」。高層階は賃貸/分譲レジデンスになっており、分譲価格の平均価格は坪単価1,000万円とも1,100万円ともいわれています。しかし販売前から問い合わせが非常に多く、抽選により全戸が即日完売したと週刊ダイヤモンド(2014年10月25日号 特集『高級マンションブームの裏側』)は報じています。
2014年上半期の新築マンション市場は、全体的にそれほど活況とはいえません。2013年が良すぎたともいえますが、首都圏では6月の新築マンション契約率が76.6%と好調を維持しているものの、販売戸数では前年実績を下回っています。
しかしそんな中、上記の虎ノ門ヒルズのように超高級マンションは即日完売が目立ちます。週刊ダイヤモンドの同特集では、2000年と2013年を比較した場合、新築マンションの供給戸数のうち6,000万円超の物件比率が6.7%から19.8%に上昇したとも報じています。
超高級マンションの人気が高い理由としては、都内の好立地が枯渇して新築マンションが品薄となっていること、東京オリンピックによるマンション需要の高騰、アベノミクスに恩恵を受けた富裕層のマンション購入意欲の活性化などが考えられます。
2014年上半期の新築マンション市場は、全体的にそれほど活況とはいえません。2013年が良すぎたともいえますが、首都圏では6月の新築マンション契約率が76.6%と好調を維持しているものの、販売戸数では前年実績を下回っています。
しかしそんな中、上記の虎ノ門ヒルズのように超高級マンションは即日完売が目立ちます。週刊ダイヤモンドの同特集では、2000年と2013年を比較した場合、新築マンションの供給戸数のうち6,000万円超の物件比率が6.7%から19.8%に上昇したとも報じています。
超高級マンションの人気が高い理由としては、都内の好立地が枯渇して新築マンションが品薄となっていること、東京オリンピックによるマンション需要の高騰、アベノミクスに恩恵を受けた富裕層のマンション購入意欲の活性化などが考えられます。
加熱感を避けるための「穴場」は?
このようにやや過熱感のある超高級マンション需要ですが、今後の消費税増税や地価上昇・建築費の高騰などを考えて、できるだけ早期にマンションを購入しておくべきだと考える人も少なくありません。
「資金に余裕があれば、今後のマンション供給も視野に入れて、今のうちに買っておいた方がいい」と分析する専門家もいます。
確かに未曾有の低金利が続き、消費税増税を埋め合わせるための住宅ローン減税制度が利用できるうちがマンションの買い時とも考えられます。とはいえ超高級マンションは上記のように品薄で需要は加熱。いったいどうすればいいのでしょうか?
実は、こういう時代の「穴場」といえるのが中古マンションです。築浅でなくても、本格的なリノベーションに対応できれば、新築並みの内装や居住性が再生できるでしょう。
「資金に余裕があれば、今後のマンション供給も視野に入れて、今のうちに買っておいた方がいい」と分析する専門家もいます。
確かに未曾有の低金利が続き、消費税増税を埋め合わせるための住宅ローン減税制度が利用できるうちがマンションの買い時とも考えられます。とはいえ超高級マンションは上記のように品薄で需要は加熱。いったいどうすればいいのでしょうか?
実は、こういう時代の「穴場」といえるのが中古マンションです。築浅でなくても、本格的なリノベーションに対応できれば、新築並みの内装や居住性が再生できるでしょう。
まとめ・・・リフォーム/リノベーションに追い風
折しも、国土交通省は「2020年までに中古住宅流通・リフォーム市場の規模を20兆円に倍増しよう」という「中古住宅・リフォームトータルプラン」を策定しています。
リノベーション/リフォームにも費用は必要ですが、いくら建築費が高騰したとはいえ新築マンションに比べれば工事規模はずっと小さくて済みます。さらに国・自治体の支援を受けられれば、高騰する新築超高級マンションに比べてかなり有利な価格で超高級マンションを購入できるチャンスかもしれません。
リノベーション/リフォームにも費用は必要ですが、いくら建築費が高騰したとはいえ新築マンションに比べれば工事規模はずっと小さくて済みます。さらに国・自治体の支援を受けられれば、高騰する新築超高級マンションに比べてかなり有利な価格で超高級マンションを購入できるチャンスかもしれません。
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