初心者にお勧めのDIY術

目次
DIYとは
かつて「日曜大工」と呼ばれたDIYが、今、中古リノベーション不動産で注目されています。DIYとは「DoItYourself!(=自分で作ろう!)」の略で、家具など既製品を買ったり専門の業者に頼ったりするのではなく、自分で作ったり、修理したりすること。ローコストで自分好みの部屋づくりを実現できることが魅力です。
ただ、DIYリフォームというと、畳を剥がして床に張り替えたり、壁紙を張り直したり、押し入れを壊したり……そんなイメージではないでしょうか。「DIYって難しそう」「日曜大工なんだから男性のやるものでしょ」と思っている人も多いかもしれません。そこで、今回はDIY未経験の人や女子も簡単に始められるようなDIYノウハウを紹介します。
DIY事例~塗装で部屋を生まれ変わらせる
日本の部屋の壁はビニールクロス仕上げが多いですが、アメリカの主流は塗装です。塗装の魅力は美しい発色とバリエーションの多さ、そして施工が簡単なこと。まさにDIYにうってつけだといえます。
塗装のコツは「養生」です。養生とは仕上げ部分以外に余分な塗料がはみ出さないように、テープやビニールで覆うこと。テープで隙間なくしっかりと覆ってください。塗料は油性と水性に分かれますが、屋内なら水性が適しており簡単です。基本的には壁紙の上から塗装できますが、タバコのヤニやキッチンの油煙などで汚れている場合は、まず下塗り剤を使って下塗りしてから、上塗りするとキレイに仕上がるでしょう。また、完全に美しい色に仕上げるには水で薄めず、上塗りを2回することもポイントです。塗料ツヤはいくつかの種類がありますが、初心者はツヤなしの方が塗りやすいでしょう。
塗装の手順
1、塗らない部分を養生テープ(ビニール)で覆う
2、養生部分の境目から縁取るようにハケ塗りする
3、塗料をつけたローラーで塗る
最近は「アクセントウォール」といって壁の一部を周囲と違う色に塗ったり、クロスを張ったりしてアクセントをつけるのが流行しています。施工するのは一部だけなので、初心者にお勧めの方法でしょう。
DIY事例~ディアウォールで収納を増やす
収納を増やすときはフックや飾り棚を飾ったりする方法がありますが、壁に釘を打ち込んだり、穴を開けたりするのは避けたい人も多いと思います。壁を傷つけずに収納を増やす方法として「ディアウォール」を紹介します。
ディアウォールとは自作の棚やフックが付けられるDIY用品です。作り方は非常に簡単で、2×4材にディアウォールをセットし、天井と床(壁と壁)に突っ張るように取り付けるだけ。この木には自由にフックや釘、ネジをしめることができて、しかもアイデア次第でいろいろな組み合わせができます。木材をペイントしたり、本棚のように作ったり、飾り棚にしたりと自分好みのディアウォールにしてください。
<まとめ>
これまで説明したように、初心者でも簡単にDIYできる方法はいろいろとあります。まずは簡単な方法から試してみてください。簡単なDIYでもお部屋の雰囲気は大きく変わりますよ。そして、慣れてきたら徐々にDIYのレベルを上げていってくださいね。
※お住まいが分譲か賃貸かによっては表記のDIYができない場合もあります。また音が出る場合などは事前に管理組合への申請等が必要になる場合がありますので、管理規約等をご確認下さい。