不動産投資入門―ワンルームマンションとファミリータイプマンション―

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不動産投資とは、不動産に資金を投下し、そこから得られる家賃収入や売却益を期待するものです。居住を目的とした場合と、投資目的の場合では、マンションを選ぶ際のポイントも大きく異なります。居住用として考えている場合は、入居する人数やライフスタイルによって、ある程度希望する物件を絞り込むことができます。しかし、投資目的となるとどうでしょう。どのような条件ならば経営しやすいのか、あれこれ考えることが多く難しそうな印象を受けますよね。ここでは、不動産投資の視点からワンルームマンションとファミリータイプのマンションのメリット・デメリットを比較してみます。
手軽に始められるワンルームマンション
投資用物件といえば、単身者向けのワンルームマンションがまず挙げられます。ワンルームマンションは購入価格が低いため、少ない投資額から始められることが大きな魅力です。メリットとしては、リフォームや管理維持のコストが安いため収益性が高く、回転率が上がってもコストを低く抑えられることです。デメリットとしては、ワンルームマンションの居住者は入居期間が短く、そのため空室となるリスクが高まります。また、首都圏では現在、供給過多となっていて、価格競争が激しくなっているところもあります。
■ワンルームタイプの特徴
・購入価格が低く、少ない資金で始められる
・収益性が高い
・リフォームや管理維持のコストが低い
<デメリット>
・入居者の居住期間が短い傾向がある
・価格競争が激しくなっているエリアもある
長期入居が期待できるファミリータイプマンション
■ファミリータイプの特徴
<メリット>・収入が安定した入居者が集まりやすい
・長期入居が期待できる
・リフォームのバリエーションが多い
<デメリット>
・購入価格や維持管理のコストが高い
・入居決定までの期間が長い場合がある
このようにそれぞれに強みにも弱みにもなる特徴があります。検討する地域の人口の変動や空室率、価格などをしっかりと調査した上で、不動産投資の第一歩を踏み出しましょう。