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今時リフォームのキーワードは「エコロジー」と「エコノミー」!
公開日:2016-08-19 00:00:00.0

リフォームやリノベーションをする一番のメリットは、何といっても自分好みの家に作り替えて、キレイになることです。
それだけでも十分に価値があるのですが、リフォームやリノベーションをすることで、結果的に環境にかける負荷を減らす「エコロジー」効果と、電気代が下がる「エコノミー」効果を得ることができます。
それだけでも十分に価値があるのですが、リフォームやリノベーションをすることで、結果的に環境にかける負荷を減らす「エコロジー」効果と、電気代が下がる「エコノミー」効果を得ることができます。
家中の電気をLEDに替えると長期的にお得
「リフォーム」というとバスやキッチンなど水回り改善を連想しがちですが、照明をLEDに替えるのも立派なリフォームの一種です。
LED電球は、同程度の明るさの白熱灯に比べて、消費電力が8分の1から7分の1という優れものです。消費電力が低い電球蛍光灯と比べても、3分の1から2分の1ぐらいの電力で使用できます。
また、寿命も長く、白熱灯の寿命が1,000~2,000時間(1日10時間使ったとすれば約3~6ヵ月)、蛍光灯が約13,000時間(同条件で約3年7ヵ月)なのに対し、LEDの寿命は約40,000時間(同条件で約11年)といわれています。以前は高価でしたが、現在はLED電球の価格も下がり、500円前後から販売されていますので、将来を考えれば、買い替え回数が少なくて済む分LEDは経済的です。
もちろん、価格だけでなく、買い替えが少なくなる分、電球の材料費や梱包、輸送費が浮くことも考えると、CO2削減にも大きく貢献しているといってもいいのではないでしょうか。
節水と快適さを両立するバス設備
お風呂についても、保温効果や節水効果の高いシステムに替えることで、節水・節電効果が期待できます。
例えば、断熱性が高くお湯が冷めにくい「保温浴槽」にリフォームしたとします。この場合、家族の入浴時間がバラバラでも、お湯が冷めにくくなるので、「追い焚き」機能を使う回数が少なくなり、節電(節ガス)効果が期待できます。
また、小さいながら効果があるのが、シャワーヘッドを節水型に替える方法です。元の水圧を維持したまま30~50%程度の節水になる上、製品によってはマイクロバブルのように特殊な散水板を使うことで、浴び心地を良くする工夫もされていますので、シャワータイムの快適さ向上にもつながりそうです。
最新の節水トイレで使用水量が半分以下に
家族全員が毎日使うトイレは、家庭で一番水を使う場所です。同時に、リフォームにより最も確かな手応えが感じられる場所でもあります。
例えば、TOTOのトイレ「ネオレスト(床排水)」の1回の大洗浄水量は3.8リットル(2012年現在)で、1994年時の10リットルと比べると半分以下です。また、一部の便器には、男性の小洗浄時の節水機能が搭載されているタイプもあります。
以上、きれいになるだけではないリフォームやリノベーションのメリットを紹介してきました。
中古マンションのリフォームやリノベーションの際には「エコロジー」や「エコノミー」の2つの視点も、ぜひ考えてみてください。