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手軽に個性的な空間が作れる「アクセントクロス」の力!
公開日:2016-09-28 00:00:00.0

「中古で購入したマンションを今すぐリフォームはできないけれど、それでも自分好みの空間を作りたい」「しばらく大きなリフォームの予定はないけれど、部屋のイメージチェンジをしてみたい」と考えている方は、「アクセントクロス」を使ってみてはいかがでしょうか。
アクセントクロスは、部屋の一部(1面や2面など)だけ壁紙を替えることで、少ない予算でも部屋の雰囲気を大きく変えられます。ここでは、アクセントクロスの魅力と、個性的な部屋を作るために失敗しないクロス選びのコツをご紹介します。
アクセントクロスってどんなもの?
アクセントクロスとは、部屋の一部だけほかとは違う壁紙を貼ることです。一部だけですから価格も安く済みます。例えば、約15畳のリビングダイニングでは、天井・壁の総面積は約100平方メートルほどです。この壁紙をすべて貼り替えるとなると、およそ10万~30万円ほどかかります。
それに対し、壁の1面だけの貼り替えならば50,000円前後で済むことが多く、コストを低く抑えられる点がメリットです。また、全体的には白壁のリビングで、1面だけを寒色系のブルーグレーにすることで落ち着いた雰囲気を出したり、暖色系の明るい絵柄にすることで温かい雰囲気を作ったりと、好みに合わせて簡単に部屋の雰囲気を変えることもできます。さらに、リビングや寝室だけではなく、トイレや洗面室の壁の一部にアクセントクロスを取り入れることで、個性的な空間を作ることも可能です。
アクセントクロスの導入例
それでは、アクセントクロスの実際の導入例と、その効果をご紹介します。
・白壁のリビングの一面に暖色系の花柄を導入
窓から差し込む光と合わせて、温かく居心地の良さが感じられるリビングが演出できます。
・寝室の壁の一区画、ベッドを置くスペース部分にだけ黒系のシックな高級クロスを使用
高級ホテルのような落ち着きと、ゴージャスさを感じられる寝室になります。
・洗面室の一面に青空模様のクロスを導入
たとえ窓がない空間でも、壁紙が少し変わるだけで明るい雰囲気にすることが可能です。
失敗しないアクセントクロスの選び方
アクセントクロスを選ぶには、周りの色とのバランスを考えることが重要です。
次の3つのポイントを押さえて、自分好みのアクセントクロスを考えてみてください。
・ベースとなる部屋の壁の色とは差をつける
アクセントクロス選びで一番よくある失敗は、「派手すぎるかな」などの考えから、周りの壁色と似たような色を選んでしまうことです。「アクセント」なのですから、はっきりとコントラストがわかる色を選んだほうが、メリハリと個性を出すことができます。
・家具や小物などのインテリアと合っているかどうかをチェックする
「明るい花柄のアクセントクロスを選んだのに家具がモノトーン調だった」など、周りの雰囲気を考えずに決めてしまうと、家具とマッチしないという問題が起こりがちです。
・視覚効果も考慮する
例えば、リビングの一面に寒色系の色のアクセントクロスを貼ることで、壁が遠くにあるように見えますので、部屋を広く見せることが可能です。逆に、黒系は収縮効果のある色なので、使いすぎると部屋が狭く見えてしまうことがあります。
クロスには本当にたくさんの種類がありますし、インターネットで検索すると、アクセントクロスをうまく使ったさまざまな事例を見ることができます。それらを参考にしながら、ぜひ自分らしい空間を大胆に演出してみてください。