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ペット可のマンションが人気です

公開日:2014-07-31 00:00:00.0

目次

日本における犬猫の飼育数は犬約1100万匹、猫は約1000万匹(一般社団法人ペットフード協会、2013年犬猫実態調査)です。最新の国勢調査(2010年10月1日)によると、全国の世帯数は約5195万世帯ですので、2.47世帯に1匹、犬または猫を飼っている計算となります。少子高齢化や核家族化が進み、人と人とのふれあいが減った現代では、ペットは家族同様の身近な存在になっているのではないでしょうか。



室内飼育は猫85%、犬78%


この2013年全国犬猫飼育実態調査によると、犬の主な飼育場所は約78%が室内(室内のみ、もしくは散歩・外出時以外は室内)、猫の約85%が室内(同)です。一昔前は室外の犬小屋で飼っていた印象のある犬も、室内での飼育率が高くなっています。散歩以外は外に出さない室内犬や、室外に出さない“家猫”が増えてきており、ペットが家族の一員として人間と一緒に家の中で生活しているのです。都心部では、マンションで生活する人も増え、必然的に室内でしか飼えない状況となったことも室内での飼育率の高さの原因でしょう。



ペット飼育可マンションの割合が10年で1.1% → 86.2%


実際に、ペット飼育可能の分譲マンションは増加しています。不動産経済研究所の「首都圏におけるペット飼育可能な分譲マンション」の調査によると、ペット可マンションの普及率(全供給戸数に対する割合)は1998年には1.1%だったのが、2007年には86.2%にまで達しました。国土交通省が1997年に中高層共同住宅標準管理規約の改正で、ペット飼育を「管理規定に定めるべき事項」として記載したことで、ペット可物件の供給が容易になったことが理由でしょう。以前は戸建てでなければ飼えないという印象が強かったペットですが、ペット可のマンションが増えたことで、ペットを飼いやすい環境になってきました。



ペットにとっての快適な室内空間へ


ただ室内には、室外とは違ったいろいろな危険がペットにあることに留意する必要があります。例えば、電気コードです。動物にとっては単なるヒモでしかなく、かじってみたり、回してみたりできる格好のおもちゃにみえるでしょう。もしコンセントが差さっている状態だったら、感電して大けがをすることも。ペット用にコンセントの差し込み口が通常より高い位置に設置するハイコンセント仕様にリフォームするなどを検討してもいいでしょう。その他、足に負担がかからないような滑りにくい床。ドアを閉めたままでも、自由に出入りできるペット専用のくぐり戸の設置など、ペットが快適に過ごせる部屋作りをすると安心です。


ペットを飼いたいと考えている人にとって、住む物件の選択肢は確実に広がっています。不動産会社によっては、ペット可物件を特集したサイトもあります。家族の一員であるペットと快適に暮らすために、最適な物件を選びたいですね。

編集監修者情報
編集監修者
株式会社大京穴吹不動産
所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル
設立年月
1988年12月
問い合わせ先
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